両親は娘にお別れの言葉を言った。しかし娘がこの一言を発したとき、全員が言葉を失った。

米バージニア州バージニアに暮らしていた10歳のアビーが、急性リンパ性白血病と診断されたのは4歳のころでした。

娘の生存率がわずか20%であることを医師から告げられた両親は、悲しみのどん底に突き落とされます。

闘病生活は6年に渡り、アビーは骨髄移植、化学療法、放射線治療、治験薬など、あらゆる治療法を絶え抜いてきました。

アビーの母、パティは当時を追想します。

「いつ娘を失ってしまうかわからないと思っていた私たちは、娘に愛情をたっぷり注ぎました。アビーは複数の感染症を起こし、何度も命の危険にさらされていました。私たちできたことは、娘が病気と闘う姿を見守ることだけでした

Youtube/Jarrett Juran

2013年の秋、アビーの容態はようやく安定します。治療を終えたアビーは、学校にも通えるようになり、サッカーの練習にも参加できるほど元気を取り戻していました。

ところが翌年、がんが再発。抗がん剤治療をくぐり抜けてきた病細胞は治療抵抗性が強く、量を増やした抗がん剤療法や放射線でも効果が現れなくなっていました。

「アビーはまったく身体を動かせなくなっていました。小さな動きでも全身に激痛を感じていたのです」パティは説明します。

Youtube/St. Baldrick's Foundation

アビーは骨髄移植を再び受けたものの、経過は悪く、さらに腎臓の機能が低下し透析を余儀なくされます。アビーは一日のうち、一時間ほどしか目を開けていられない状態が続いていました。

医師から治癒による回復は期待できないと宣告を受け両親は、最悪の事態に備えます。アビーの友人や姉妹たちに事情を説明し、祖父母をバージニアに呼びよせました。

医師が予想した透析装置から外された状態でのアビーの余命は、約48時間でした。

Youtube/St. Baldrick's Foundation

その後アビーは、家族に見守られながら最期を過ごすホスピス生活に入ります。両親は娘の葬儀の手配も進め、棺桶やアビーの葬儀でかける音楽などをすでに選んでいました。

そしてそれは、ホスピスに到着してからすぐのことでした。アビーが目を覚まし、この一言を発したのです。

「まだ、やりたいことがたくさんある」 

その後、アビーの家族と医師たちは驚くべき奇跡を目撃することになります。

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アビーは、それから日に日に元気を取り戻していったのです。少しずつ自分の足で再び歩けるようになり、数ヶ月をかけて回復へと向かっていきました。治療をやめた途端、アビーは自力で回復を見せたのです。医師によれば、医学的には説明することができない現象だと言います。

「調子の良い日や悪い日があるようでしたが、回復へと確実に向かっていました。そして医療をまるでばかにするような結果が待ち受けていたのです。アビーは不利な条件を、全て覆しました」アビーの担当医ジェイコブ・ウェスラー医師は言います。

Youtube/St. Baldrick's Foundation

アビーは現在、寛解期にあります。治療は現在も続いているものの、学校にも通っています。

「私たちは娘が死にかけ、生き返るのを目撃しました。今は、未来を見つめるることにしています」(パティ)

アビーの奇跡の回復について、こちらから視聴できます。(英語音声のみ)

白血病から奇跡の回復を遂げたアビーは現在も元気に暮らしています。 

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