信じられない:楽しそうに遊んでいた犬がこの写真が撮られた直後に動かなくなる

今から数週間前、ジェニファー・ウォルシュは家族と湖のほとりまでハイキングに出かけました。 この旅行には2歳になる飼い犬のシュナウザー犬のハンツも一緒でした。湖に着くと、一家は湖の中に木の枝を投げ入れ、ハンツに取ってこさせるという遊びを始めました。しかし、一見たわいのないようなこの遊びが、実はハンツの命を脅かすほどの影響を与えることになるとは、この時は誰も気づいていなかったのです。

1時間ほど遊ぶうちに、ハンツはボールや木の枝を取りに20回ほど湖とほとりとを往復していました。遊んでいる最中は、特にハンツにおかしなところはなかったそうです。湖からあがってきたハンツは、それまで毎回していたように身体を振るわせて水を飛ばしています。しかしその直後、ところ構わずオシッコを垂れ流したと思うと、次の瞬間まるで無気力になったかのように寝そべって動かなくなったのです。

You Tube / Inside Edition

急激に体調を崩した飼い犬の様子に危機感を抱いた一家は、ハンツを獣医へと連れていくことにしました。しかし車での移動中もハンツの容体はどんどん悪化の一途を続け、もはやなす術がないという状況に陥ってしまいます。ようやく獣医に到着した一家は、急いでハンツを院内へと運ぼうとしますが、残念ながらこの時ハンツは既に息を引き取っていました。

You Tube / Inside Edition

一家にはハンツに一体何が起きたのかさっぱり見当がつきませんでした。しかし、医師が家族に告げたハンツの死因は「水中毒」と呼ばれる症状でした。医師によると、年間なんと20万匹もの犬が同様の症状で命を落としているというのです。

You Tube / Inside Edition

水中毒とは大量の水分を摂取したときに起こる症状で、体内のナトリウム濃度が急激に低下することで様々な問題が発生します。今回ハンツの体内ナトリウム濃度を調べたところ、非常に危険なレベルにまで低下していたことが確認されました。犬は腎臓で水分をろ過する際にある程度のナトリウムが必要なため、急激なナトリウム濃度の低下は死を招くほどの危険な問題です。多量の水を飲んだ犬には、水腫やけいれんなどとの症状が発生し、やがて意識を失います。ハンツは、致死量をはるかに超える量の水を飲んでいたのです。

軽微な水中毒の場合は、歩いている際にバランスを失う、吐き気、食欲不振などといった症状が発生します。もし皆さんの飼い犬が水を飲みすぎるようなことがあれば、腎臓での水分ろ過が上手くいくよう塩を少々なめさせてあげてみてはいかがでしょうか。

You Tube / Inside Edition

小型で活発に動き回るような犬は、体内に必要以上の水分が蓄積されやすいため特に注意が必要です。では大型犬は水中毒の心配がないかと言うとそうではありません。

また、犬と一緒に水遊びする際は長時間にならないよう心がけましょう。湖の中に投げたものを取ってこさせる、というような遊びではなくとも、例えば庭で水浴びをさせたり、庭のスプリンクラーから飛び散る水を飲んでいる場合も注意してください。

You Tube / Inside Edition

ハンツのエピソードについてはこちらの動画で観ることができます。(英語のみ)

ウォルシュ一家は、犬が大量に水を飲むことがこれほどまでに危険な行為だということを全く知らなかったそうで、愛するハンツを失ってしまうことになったあの時の行動をとても後悔していると言います。「もし水中毒のことについて知っていたら、ハンツを死なせないためにもっといろいろできたかもしれない」ジェニファーは話します。

この事故を受けて一家は、他の犬にはハンツと同じ末路を辿ってほしくないと、このエピソードをFacebookでも公開することにしたそうです。現在この投稿は8万回以上シェアされています。ウォルシュ家のエピソードが一人でも多くの人に伝わり、愛犬の水中毒防止につながることを祈っています。

コメント

おすすめの記事