忠誠心:交通事故で死亡した飼い主の車の横に犬が10か月もの間、留まり続けた

今回は、ブラジルのカンポ・グランジという町から、飼い犬の忠誠心の素晴らしさを示す物語が届けられたのでご紹介します。

現地で運転免許証を発行する州立交通課の敷地内に1匹の犬が10か月以上も住み着いていました。交通課で働く誰かが飼っていたというわけでなく、おそらく飼い主の車がそこに保管されてあったため、その車両のそばから離れようとしなかったのです。

2015926日、この犬の飼い主は車を運転中に他の車と正面衝突してしまい、つぶれた車体にはさまれ、結果的に死亡してしまいます。この事故が起きた当時、犬も車内にいたのですが、事故の通報者も車を撤去したレッカー車の運転手も気づかなかったそうです。恐らく犬は、車の中に隠れていたのでしょう。

ようやく車内で発見された犬は、事故による負傷の具合を検査してもらうため獣医に連れていかれました。しかし、犬は終始ひどく怯えた様子でした。

交通課では、しばらく様子を見ながら犬の面倒を見ることに決めました。毎日エサと水を与える作業を担当することになったのは、交通課で働く56歳のダヴィド・ギマレス・ドス・サントスでした。ダヴィドは、この犬を「メニノ」(ポルトガル語で「男の子」という意味)と名付け、犬の食事を作り面倒をみ続けました。メニノから信頼と愛情をようやく示してもらえるようになったのは、彼が担当になってから数か月後のことだったといいます。

現在、メニノは事実上はダヴィドの飼い犬となり、毎日、多くの時間を一緒に過ごしていますが、メニノは相変わらず以前の飼い主の車のそばに行って眠っているそうです。

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愛する者を失い、そのショックからなかなか立ち直ることができないのは人間も犬も同じようです。忠犬メニノは今日も飼い主帰りを待ち続けています。しかし、ひとりではなく、側にはいつもダヴィドがいます。ブラジル発の心温まるエピソード、友達や家族にもシェアしてくださいね。

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