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小さな少女の命を救った消防士。17年後、再会を果した少女が彼にお返しをする。

17年前、アメリカ人の消防士マイク・ニューズは記憶に残る経験をしました。その日、通報を受けて向かった現場ではデイビッドソン宅が激しく燃えていました。家の中から住人が救出されている間も炎は勢いを増していきます。そんな中、9か月の女の赤ちゃん、ダウニエールがまだ家の中にいることが判明。家の中に戻るのはその時点ではすでに危険であったにも関わらず、マイクは一瞬の躊躇も見せず、1人で燃え盛る家の中へと飛び込んでいったのです。

猛烈な炎に包まれ煙が立ち込める室の隅に置かれたベビーベッドの中にダウニエールを発見したマイクは、彼女を抱えて逃げ道を探しました。そして家の裏側から間一髪のところで無事脱出することができたのです。奇跡的な救出劇の主役になった勇敢な消防士マイクは、地域のヒーローとして当時注目を集めました。

Youtube/Rigel

マイクは、今でも当時のことをよく覚えています。

「現場に着いた時、家の大部分はすでに炎にのまれていた。ダウニエールは、炎に囲まれたベビーベッドの中でうずくまっていたんだ」

彼は何年経ってもダウニエールのことが忘れらず、その後彼女がどうなったのか、ずっと気になっていました。ある日、マイクは彼女の名前を Facebook で検索してみることに。やがて彼女らしきプロフィールの持ち主を見つけたマイクは、その少女に「こんにちは。昔、君のことを炎の中から助け出したことがあると思うのだけど」と短いメッセージを送りました。マイクが見つけた  Facebook  のプロフィールは、あのダウニエールのものでした。

このメッセージをきっかけにマイクとダウニエールは交流を深めていきます。そしていつしか、マイクはダウニエールにとって第2の父のような存在になっていたそうです。

handy man

火事から17年後、ダウニエールは高校の卒業式に出席していました。その式場にはマイクの姿もありました。ダウニエールは命の恩人であり、大切な友人でもあるマイクを招待せずにはいられなかったのです。ステージにあがったダウニエールは卒業スピーチを始めます。

その内容にマイクは涙が止まらなったといいます。

「私にとって今日ここにマイクがいることは、とても重要なことです。あの日マイクに救出されていなければ私の人生はかなり違ったかもしれない。そう考えると、いつも喜びの涙が出てきます。私が今日ここにいるのは、マイク、あなたのおかげです」

Youtube/Rigel

ステージから降りてきたダウニエールを、マイクは強く抱きしめました。ダウニエールは、マイクという掛け替えのない存在と出会えたことを、心から嬉しく思っているそうです。

Youtube/Rigel

素敵な話ですね。あなたもマイクとダウニエールの話に心を動かされたなら、シェアしてください!素敵な繋がりを持った2人、これからもずっと仲良くしてもらいたいですね。