えらい
【W杯】ロシア人たちはハチマキを巻いて日本を応援し続けた。その理由を知り胸が熱くなる。
SAMURAI BLUE、セネガルと引き分けて16強進出へ前進 #jfa #daihyo #夢を力に2018 https://t.co/v2ZjQjlP4l
— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) 25 June 2018
ロシアで開催中のサッカーワールドカップが盛り上がりを見せています。日本勢が2大会ぶりの決勝トーナメント進出とあって、昼夜問わずにテレビに釘付け…なんて人も多いのではないでしょうか。
そんな中たびたび中継で映し出されるある不思議な光景を目撃した人は多いはず。
それは、日本とは縁もゆかりもなさそうな国の人々が、日本国旗をあしらったハチマキを頭に巻いてノリノリで日本代表を応援している姿。
https://t.co/isgVffXtQe
2018年6月25日WINセネガルを相手に引き分けたW杯の試合でハチマキを額に巻き、「ニッポン」コールを送るロシア人の観客たちがいた。彼らはなぜ、日本を応援してくれたのか?
英語が苦手な日本人もロシア人との距離が一気に縮まり、コミュニケーションが生まれた。 pic.twitter.com/3F4o43TgXa
— 京浜急行の浦島太郎 (@01271969215dais) 25 June 2018
SNSでも話題になっています。
セントラル・スタジアム周辺には徐々にサポーターが集まり始めました。日の丸のハチマキを巻いたロシア人の姿も。「ハラショー」と喜ぶ声が上がりました。
【W杯ブログ】https://t.co/pkXmI3r7LN#worldcup2018_nikkei pic.twitter.com/OJdOuc1WH5— 日経電子版 スポーツ (@nikkei_sports) 24 June 2018
他の国の人が無邪気に日本を応援してくれることは嬉しいですが、一体なぜ?
実はこの不思議な現象には、陰の立役者がいたのです。
都内某所で、テレビの取材を受ける日本人男性の姿がありました。
その男性、池葉正樹さんは、日の丸ハチマキを段ボールに詰めているところでした。そう、ロシアワールドカップの日本戦の会場で地元ファンに日本のことを応援してもらうため、ハチマキを配布しようと考えていたのです!名付けて、「日の丸ハチマキ大作戦」。
お台場で根こそぎ購入した日の丸ハチマキはロシア入りしているし、もう、こっちは気楽にテレビを見るしかない。あとは気温36度の中で現地の仲間に応援してもらうこと、そして選手が相手の出方を見ながら上手く攻めるサッカーをやってくれること、それを願う。 pic.twitter.com/JkBhqUspG9
— malicia (@malicia_yfm) 28 June 2018
池葉さんだけでなく、共感した他の多くの日本人の協力もあり、作戦は大成功…多くの外国人は日本文化に興味津々で、現地ロシアのサッカーファンだけでなく、多くの他の国のファンを巻き込むことに成功します。「必勝」「合格」という言葉の他に、復興への願いを込めて、「石巻」「福島」などと書かれたハチマキもありました。
なんとか引き分け。
点を取られても取り返す日本代表イレブンに現地のロシア人も大興奮。
ハチマキ大作戦の効果を感じた試合だった。#代表 #daihyo pic.twitter.com/KTTZmzvLcw— ぴろぽんぴん (@piropon_pin) 24 June 2018
この現地ファンからの熱いエールの甲斐あって、日本代表は決勝トーナメント進出を決めました!
ハチマキのおかげで、アウェーという雰囲気が払拭され、落ち着いたムードで日本代表がプレーできたことも要因かもしれません。
作戦のもともとの発起人は、サッカー観戦が大好きな池田重之さん(44)。
「英語が苦手な日本人もロシア人との距離が一気に縮まり、コミュニケーションが生まれました。ゴール裏で太鼓に合わせ、ロシア人もずっと応援してくれて本当にうれしかったです」
メディアへのインタビューでそう語っています。
日本グッズを纏ったロシア人ファミリーと一緒に❗
ハチマキは既に持ってましたー❗ pic.twitter.com/FvvUqPssio— ロシアW杯でロングステイ‼️ (@taka7aaajp) 28 June 2018
ハチマキは意外な交流のきっかけにもなりました。現地観戦ができずにハチマキを他のファンに託した日本人男性は「私の分まで日本を応援して」と英語のメッセージを連絡先とともにハチマキに書き込んでおいたそうです。すると、実際にそのハチマキを受け取った見ず知らずのロシア人女性から、応援する写真が送られてきたんだとか!
このユニークなアイデアのおかげで、国を超えた交流が生まれたのは嬉しい限りです。ワールドカップも佳境を迎えましたが、これを契機に世界にもっと日本のことを知ってもらいたいものですね。