火傷痕をノーメイクで初公開したユーチューバー

ロサンゼルスの街を颯爽と歩くシャーロム・ヌカーム(22歳)、エキゾチックな美しさが魅力的なシャロームに周囲の視線が集中します。 メイクはファッション同様に人々を惹きつける外見を演出するツールであることをナイジェリア出身のシャロームは熟知しています。しかし、シャロームが現在の姿を手に入れるまでの道のりは険しいものでした。

 

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悲劇が起きたのはシャロームは9歳のときでした。悲惨な事故によりシャロームの人生は困難に満ちたものへと変わってしまったのでした。故郷ナイジェリアで母親が経営する食料品店で妹と一緒に遊んでいたシャロームの上に、熱く煮えたぎった油が入った鍋が落下。姉妹ともに大火傷を負ってしまったのでした。

 

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とりわけシャロームの負った火傷被害は深刻でした。頭部と顔、肩から胸にかけて熱油で焼けただれてしまったのです。アメリカに暮らしていた叔母がシャローム姉妹と母親を呼び寄せ、アメリカの最新専門医療によって火傷は無事に治療することができたものの、入院生活は4ヶ月にも及び、幼いシャロームは複数の手術に耐えなければなりませんでした。そして火傷は完治しても火傷の痕は残ります。火傷を負った頭部から再び髪の毛が生えることはありませんでした。

 

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火傷痕のために学校でひどいいじめを受けたシャローム。自尊心をボロボロに傷つけられ、家に籠りがちになり、外出時は髪のない頭をタオルで覆って隠しました。そして多くの年頃の10代女子がそうであるように、シャロームもメイクアップに目覚めます。

YouTube/SHALOM BLAC

火傷事故以来、シャロームの人生は自分の顔を隠さなければいけないという強迫観念に駆られたものでした。でも、本当はそんな意識に囚われることなく、他人の好奇の視線に苦しむことなく自由に外出したかった。メイクアップによってようやくその願いが実現したのです。いつしかシャロームにとってメイクは趣味となり、メイクの腕を磨いていきました。そして2年前、シャロームはYouTubeでビデオブログを始めたのです。

「シャローム・ブラック」の名でメイクアップ術を教える動画を配信するシャローム。大勢のファン数を誇るシャロームですが、動画へのコメントはいつも好意的なものばかりとは限りません。中にはメイクで男性を騙しているなどと非難するコメントもありました。

 

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こうした中傷に対して、シャロームは大胆な対応に出ました。ユーチューバーとして活動する友人 、J クックと一緒にビデオ共演することにしたのです。実はJ クックはシャロームが好意を寄せている相手。一部の批判的なコメントに対して今回のビデオ撮影に挑んだシャロームですが、不安な表情を浮かべています。それもそのはず、好意を寄せる友人男性の目の前で素顔を初公開しようというのです。

YouTube/SHALOM BLAC

明らかにナーバスな様子のシャローム。しかし友人のリアクションにホッとした表情を見せます。

「君がメイクしててもノーメイクでも、君が楽ならそれがいいよ。本人が心地よいこと、僕にとってそれこそが美の定義なんだ。君の傷跡が好きだよ。ありのままの君は綺麗だよ!」とJ クック。

YouTube/SHALOM BLAC

こちらから視聴できます(英語音声のみ):

美の基準は見る人によって異なるということを改めて実感したシャローム。長年苛まれていた潜在的な恐怖から脱却することができたようです。勇気をもって新たな一歩を踏み出したシャロームの姿は美しく、心を打ちます。

 

出典

Daily Mail

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