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公園で12頭の羊を丸焼きBBQしたら警察介入。

ドイツの首都、ベルリンはヨーロッパでも屈指の、緑が溢れ、若者が集う活気溢れる街。ようやく暖かくなる5月になると、短い北ヨーロッパの夏の日差しを精一杯楽しもうと公園で家族や友人とBBQを楽しむ人がいっぱいです。

今年5月6日、いつもはのんびり平穏なベルリン東部の市民公園は、前代未聞のある事態に警察まで到着し一時騒然となりました。

「市民公園に皮を剥いだ羊、それも丸のままの羊をトラックから降ろしている人がいる」と市民から緊急通報を受けたベルリン警察は現場の市民公園へ駆けつけます。

 現場で警察官が遭遇したのはこれまでに目にしたことのない光景でした。

「BBQエリアにはおよそ150人いて、地面に直火で火を起こしている周りを子供たちは裸足で走り回っている。さらに鉄の棒を突き刺した羊が12頭、焚き火の上でグリルされている。カーバッテリーを使って自動で鉄棒は回転する仕組みだ」現場に駆けつけた警察官は、Facebookページでこう綴っています。

現場に到着した警察は、すぐに消防車の出動を要請。直射日光の当たる中、直火で羊の丸焼きをしていたため、火が燃え移る危険性があったためです。この盛大な羊の丸焼き大会を催していたグループは、キリスト教正教のイースターをお祝いしていたのだとか。警察の忠告を受け入れ、直火グリルを撤去。まだ焼けていない羊は、トラックに積み込まれ、程よく焼けた羊は参加者たちに配られたそうです。とりあえずお腹を空かせたまま帰る人はいなかったようで良かったですね。

警察によれば、このBBQグループは地面に直接火を起こしていたことが問題だそうですが、丸焼き自体は別に何の問題もないそう。BBQは安全に楽しみましょう!それにしても都心の公園でこんなに大規模なBBQが楽しめるなんて、日本では考えられないことですね。