魚介類生食で: 女性がまさかの「受精」

私たち人間は古来より豊かな海の恩恵を受けてきました。日々の食卓お馴染みの海産物など、海は主要な食糧供給の場でもあります。

しかし魚介類などの海の恵みを食す際、注意点があります。そう、適切に調理されているかどうか、です。古くから海産物に馴染み深い食文化を持つ日本では、加熱処理や冷凍処理をせずに海産物を生食することのリスクについてはよく知られています。アニサキスを始めとする魚介類に潜む寄生虫や、食中毒の原因となるノロウイルスなど、生の魚介類を調理する際は気をつけている人は多いことでしょう。

しかし... 油断は禁物です。適切な処置を怠ってしまうと、健康に甚大なダメージを及ぼす可能性があります。管理のずさんなレストランで食事をする際も同様のリスクがあると言えるでしょう。適切な処置を怠った韓国在住の女性が体験した身の毛のよだつようなゾッとする出来事を紹介します。

まるでC級ホラー映画のような出来事は 専門刊行誌「寄生虫学ジャーナル」2012年版に掲載された実話です。ネット版都市伝説として語られる作り話であったほうがよほどマシかもしれない、不気味な話です。

韓国に暮す63歳の女性は夕食に新鮮なスルメイカを料理しました。しかし...イカのはらわたは除去されておらず、加熱することもなく、食卓に並べる前にサッとお湯をかけただけ。刺身用に冷凍処理されたスルメイカでない、生のイカの料理光景にしてはお手軽すぎる調理手順でした。

そして食卓に着いた女性がイカを一口、口に入れると突然、口腔内の粘膜にいくつもの小さな何かが突き刺さるかのような痛みが走りました。ギョッとした女性はすぐに吐き出しましたが、時すでに遅し。小さな蠢めく何かが舌に埋まり込んでいくのを感じました。

当然、食事どころではありません。女性は病院に駆け込みました。緊急処置室で医師は女性の舌から合計12の紡錘型の異物を取り除きました。

節足動物の雄の体内には、多数の精子を生殖器の付属腺からの分泌物で包んだ「精包」があり、女性が適切な調理をせずに食卓に並べたスルメイカにもこの精包があったのです。はらわたを除去するか加熱処理さえすれば防げたトラブルでした。

Squid

死後数時間は精包の活動機能は失われることはないそうです。そのため、生食してしまうと口腔内の粘膜に精子嚢が食い込み、痛みを伴います。

適切な調理処置なしに魚介類や肉類を食す際、寄生虫やウイルス・バクテリアの危険は知っていましたが...魚介類によってはこんなリスクもあるなんて知りませんでした。それにしても、舌に食い込むなんて、グロテスクですね...。でももちろん適切な処理さえしていれば問題ありません。美味しくいただきましょう!

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