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ジーンとくる話

生後8週間から育てあげたシロクマの赤ちゃん。18年後に見せた行動は、誰にも予測できなかった

いつかシロクマと泳いでみたい…子どもの頃、そんな夢を抱いていた人はいませんか?カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州アボッツフォードに住むマーク・デュマは、世界で唯一シロクマの成獣と泳ぐことができる男性です。

YouTube/Barcroft TV

マークと一緒に暮らしているのは体長2.13メートル、体重約380キロにもなるメスのホッキョクグマのアギー。動物プロダクション会社を経営するマークがアギーと出会ったのは、アギーが生後8週間の頃。映画監督のフレイザー・ヘストンから「シロクマの子グマを撮影用に探して欲しい」と依頼され探していたマークが、スウェーデンの動物園で「母親が高齢のため飼育員が親代わりに育てているシロクマがいる」と聞きつけたのがきっかけでした。

YouTube/AnimalPlanet

アギーに初めてあった瞬間「この子だ!」と直感し、引き取ることを決意したそうです。

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それからというものアギーはマークと妻のドーンと一緒に暮らしています。マークの自宅にはアギーが自由に駆け回ることができる広い庭や、シロクマ用のプールも併設されており、一緒にプールで泳いだり、外でレスリングごっこをすることもあるそうです。

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マークはこれまで40年間、クマの調教師として多くの経験を積んできているため、アギーの感情をボディランゲージで読み取ることができ、意思の疎通が図れるそうです。でも、アギーにはやきもち焼きな面もあって、知らない人がマークとずっとおしゃべりしているのを見ていると、プンプン怒ってしまうそう。

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18年間ずっとマークとドーンに育てられてきたため、彼らをお父さんお母さんだと思っているのでしょう。そのため、取材班などがマークの家を訪れる際はアギーが嫉妬しないように、マークが常にアギーの側についていないといけないそう…。シロクマを怒らせたら、怪我だけでは済まなそうですね。見た目はかわいいけど、やっぱり恐い…。

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アギーは今でも数々の映画やコマーシャルなどに出演しています。撮影の度にマークがアギー用のトラックをガレージから出すと、アギーは喜ぶそうです。アギーはマークとお出かけできるのが、うれしいのかもしれませんね。

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マークの側にぴったりついて離れないアギーの様子を見ていると、どれだけアギーがマークのことを信頼しているのか、よく分かりますね。それにしても、シロクマの成獣が人間に嫉妬するなんて驚きです。

こちらの動画からマークとアギーの仲睦まじい様子がご覧頂けます。

 

プレビュー画像: ©︎YouTube/AnimalPlanet