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ジーンとくる話

この男性が膝の上に乗せているものを見たら、もう涙が止まらない。

Netflixで公開されアカデミー賞にもノミネートされたドキュメンタリー映画「ヴィルンガ」は、アフリカで最も貴重と言われるヴィルンガ国立公園とそこに暮らす絶滅危惧種のゴリラを身を挺して守るレンジャーの実話を記録した作品です。そのヴィルンガ国立公園でパイロットとして働くベルギー人レンジャーアンソニー・カエレが自身のInstagramに投稿した動画がネットで大きな話題を読んでいます。

地上で密猟者を取り締まるレンジャーへの上空からの支援や、国立公園に生息する野生生物の調査がアンソニーの主な仕事ですが、年に数回、親を密猟者に殺されたサルの赤ちゃんを保護施設へと運ぶことがあるそうです。

 
 
 
 
 
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今回大きな反響を呼んだ動画は、2018年2月に赤ちゃんチンパンジーのムッサをアンソニーが飛行機でリハビリ施設まで運ぶ様子を捉えたものです。それではまず、当時の様子をご覧下さい!

 
 
 
 
 
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輸送中の密猟者から保護されたムッサ。密猟された成獣のチンパンジーは食料として殺されることがあり、残された子どもたちはペットとして売り飛ばされることがほとんどだそう。密猟者から保護されたばかりでストレスを感じやすいムッサをアンソニーは膝に乗せたまま飛ぶことにしました。

 
 
 
 
 
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「ストレスが溜まる飛行中に赤ちゃん猿が必要なのは、檻の中に閉じ込められることではなく、ハグと愛情なのです」とInstagramにコメントを残しているアンソニー。はじめは緊張気味のムッサも毛づくろいや抱っこをしてもらって安心したのか、途中から居眠りをしはじめました。この後、無事目的地のリハビリ施設に到着したムッサは、現在すくすくと成長しているそうです。

 
 
 
 
 
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ヴィルンガ国立公園にはムッサのようなチンパンジーの他にも、世界にあと880頭しかいないマウンテンゴリラなど、沢山の希少生物たちが暮らしています。アンソニーは彼らの命を守るため、日々こうして密猟者と戦っているのです。

 
 
 
 
 
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自然を守るレンジャーの活動は寄付によって支えられています。ヴィルンガ国立公園への支援はこちらからお願いします。