【世界初】二人の母の体内で育った赤ちゃん

現在、複数の国で認められている同性婚。異性同士のカップルと同様に家庭を築き、子供を持つ同性カップルは世界各国で増えています。 2015年にテキサス州で同性婚が認められた同年、結婚したレズビアンカップル、アシュリー(29歳)とブリス・コールター(37歳)。二人は結婚以来ずっと子供を望んでいました。

しかし、世間一般の同性婚カップル同様に、二人もある問題に直面します。異性同士のカップルとは異なり、カップルのうちのどちらかは子供との血縁関係を諦めなければいけないのです。

アシュリーとブリスはこの問題をある新しい受精方法で解決することにしました。成功すれば二人はこの方法で出産する世界初のレズビアンカップルになるのです。

まず、ブリスは自分の卵子とドナー精子によって人工受精し、妊娠。受精が確認されてから5日後、受精卵から胚盤胞の状態にまで発育した胎芽をアシュリーに体外受精させました。ブリスに代わり、アシュリーがそのまま出産まで妊娠を継続するのです。

そして2018年6月、長男ステットソンが元気な産声を上げました。

「元気に生まれたステットソンを見て、自分は世界一ラッキーだと実感しました。妻に似た息子を授かることができて、感無量です」とアシュリーは嬉しそうに語ります。

ブリスとアシュリーの人工・体外受精を担当したキャシー・ドディ医師は不妊治療の専門医であり、この新しい体外受精方法の考案者でもあります。

「ステットソンは二人の母から生まれた世界初の特別な子供なんです」とドディ医師。

待望の二人の子供を授かることができて、ブリスとアシュリーは幸せいっぱいです。アシュリーは第二子もこの方法で出産することを希望しているとか。

「お腹の中で赤ちゃんが育ってくことが実感でき、すばらしい体験でした。また、妊娠したいです」とアシュリー。

今回の出産方法は他のレズビアンカップルにとっても、希望をもたらすものとなったようです。アシュリーとステットソンとの間に血縁関係はないものの、実際にステットソンはアシュリーのお腹の中で成長したのです。約9ヶ月命を育み、生みの苦しみを乗り越えたアシュリーにとって、息子ステットソンはとても特別な存在であることは確かなようです。

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