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ジョーク

ジョーク: 身体組織を尻が脅迫

天地創造の6日目、神は人をつくりました。すると…人間の身体を統率するボスを誰にするべきか、人体パーツや器官などの身体組織が会議を開き始めました。

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まず、全ての判断機能を司る脳が名乗りをあげました。

視覚からの情報なしでは脳は状況を判断することが容易ではないと主張し、眼も名乗りをあげました。

尻はなにやら言いたげでしたが、耳に発言を遮られました。耳から入る情報量は目に負けないと主張し、我こそはリーダー的存在にふさわしいと名乗りをあげました。

心臓は揉める身体組織をなだめるフリをしつつ、自分がいなければ血流が滞ってしまい、人体は機能しないと主張し、我こそは統率者にふさわしいと主張しました。

再び尻がなにか発言しようとしましたが、またしても遮られてしまいました。

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心臓が正常に機能することができるのも、自分が食べ物を消化して必要な栄養素を供給しているからだ、と胃袋も参戦。

すると、食べ物を胃袋に届けるために口に送る自分こそリーダーに相応しいと、手までが名乗りを上げました。

尻は発言を試みましたが、「ケツは黙ってろ」「このクソ野郎」とどの身体組織からも相手にされませんでした。

怒り心頭に達した尻はストライキを決意。排泄機能が完全停止してしまいます。

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その結果…

しばらくすると脳は不調を覚え、眼はチカチカし始めました。耳鳴りがして心臓の鼓動は乱れ、胃はムカムカし、手は震え始めました。身体組織は尻に土下座して非礼を詫び、ストライキを止めるよう懇願しました。

しかし尻は以前として固く閉ざされたまま。自分の主張を受け入れなければストライキ続行だと言い出す始末。身体組織は一度は引き下がりましたが、事態はますます深刻になっていきます。そこでとうとう、尻の主張を受け入れることにしました。

そしてその日以来、アスホール(尻の穴「嫌なやつ」の意)が組織の実権を掌握するようになったのでした。