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【飼育員、絶句!】突然輪っか状態になっていたヘビ、その理由が衝撃的すぎる!

猛毒を持つガラガラヘビをも捕食してしまうことから、ヘビの王者「キングスネーク」の名で知られるカリフォルニアキングスネーク。

小型の爬虫類や哺乳類はもちろん、自分よりも大きい他のヘビですら伸縮性抜群のお腹でペロリと食べてしまう、獲物に対する貪欲性と獰猛な性質で知られています。

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そんなカリフォルニアキングスネークの旺盛な食欲が仇となる珍事が発生しました。

米国ペンシルベニア州を拠点に爬虫類の保護活動に取り組んでいる非営利団体「Forgottten Friend Reptile Sanctuary」。8月9日の朝、出勤した職員は飼育しているカリフォルニアキングスネークを見て度肝を抜かれました。

公式Facebookに投稿した問題のカリフォルニアキングスネークの様子をごらんください。

facebook/Forgotten Friend Reptile Sanctuary

なんということでしょう!ヘビがリング状に!シマシマ模様がうまいこと目くらまし効果となって、どこに顔があるのかもパッと見、分かりにくい状態です。お顔はこちら↓

ぱっくりと食らいつき、すでに尾からかなりの長さを飲み込んでいます。

facebook/Forgotten Friend Reptile Sanctuary

職員のジェシー・ロータッカーによると、キングスネークが自分の尻尾を獲物と間違えて噛み付いてしまうことは多々あるそうです。しかし、通常はすぐに自分を噛んでいることに気がつき、飲み込むことはしないそうです。それなのに…こちらのカリフォルニアキングスネークは自分を食べようとしていることに全く気づかず、もうすでに下半身?の大部分を飲み込んでしまっているのです。

まさに二進も三進もいかない膠着状態!ヘビの王者としてあるまじき醜態を晒していることに全然気づきません。それどころか、さらに自分を飲み込もうとする始末。

呆れつつもジェシーは早速、尻尾の解放に取りかかります。救出劇の様子はこちらの動画からどうぞ。(英語音声のみ):

カリフォルニアキングスネークの鼻を軽く指でトントンと叩き、鼻に刺激を与えられるのが苦手なヘビが顎を緩め、獲物を吐き出すよう促します。

しかし、もっと自分を飲み込もうとするカリフォルニアキングスネーク。今度は口の中に押してから引っ張り出す対処法をとりますが、まだ飲み込もうとします。「ちょっと、この子はあまり賢くはないみたいだね」と呆れつつも、噛み付く力の弱い下顎から徐々にリバースさせます。(ちなみに、ジェシーの指についた血はヘビが尻尾に噛み付いた際の血です。ジェシーが噛まれたわけではありません)

facebook/Forgotten Friend Reptile Sanctuary

ジェシーによれば、このカリフォルニアキングスネークは十分に餌をもらっていたにも関わらず、食欲旺盛すぎて自分の尻尾を食べようとしてしまったそうです。

ようやく晴れて自由の身に!自分の歯牙から自らを解き放つことが出来ました!

facebook/Forgotten Friend Reptile Sanctuary

しつこいようですが、通常ならば自分の尻尾に噛み付いたとしても、すぐに自分を食べようとしていることに気づき、飲み込む事態にまでは発展しないそうです。こちらのカリフォルニアキングスネークは相当な天然さんだったようです。

全身のほぼ半分近くを飲み込む…早く気づけよ!とツッコミたくなる、ちょっぴりおバカな食いしん坊ぶりですね。救出された後、元気に念願のエサを食べたそうです。ヘビの飼育に15年間携わってきたジェシーですら、自分を飲み込もうとしたヘビを見たのは初めてだとか。それにしても、すごい食い意地ですね…

プレビュー画像: ©️facebook.com/Forgotten Friend Reptile Sanctuary