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過去の時代の理想美に合わせて変化する女性

理想的な「完璧ボディ」は時代ごとに異なります。特にこの数十年間はファッションだけでなく理想とする美も様々に変化を遂げてきました。もちろん、理想的プロポーションも各時代ごとに移り変わっています。

 
 
 
 
 
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フィットネスブロガーのキャシー・ホーは特殊写真加工により各時代を象徴する理想的プロポーションを紹介しています。どの時代も世の女性たちがいかに時代とともに変化する美の概念に縛られ、理想的な体型に該当しないことにプレッシャーを抱いてきたか、このプロジェクトによって社会の認識が高まればとキャシーは願っています。

2018年

2010年代半ばから現在まで、大きなヒップで細いウエスト、ふっくら厚い唇のキム・カーダシアンのようなスタイルがアメリカでは人気です。お尻にインプラントを入れてサイズアップさせる整形手術は2012年から2018年の間で58%も増加しました。

1990年代中期 – 2000年代

 

 

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90年代半ばから2000年代、大きなバストに平らなお腹、細っそりした脚が理想とされていました。2010年にアメリカで行われた整形手術では豊胸手術が最も多く、「ヴィクトリアズ・シークレット」モデルのように、背が高くスリムで胸が大きく長い脚を持ったスタイルが理想とされていました。

1990年代初期

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90年代初期は病的に痩せた極細体型のモデルがファッション界を席巻し、ショーのランウェイや雑誌を飾りました。ウェイフ=痩せこけたという意味合いのある「ウェイフモデル(Waif Model)」というモデル業界の専門用語も生まれました。

1950年代

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50年代に女性美の理想とされた体型は、砂時計のように豊かなバストにくびれたウエスト、女性らしい大きなヒップ。マリリン・モンローのようなボン・キュッ・ボン体型です。往年の大女優エリザベス・テイラーもB89・W53・H91センチと、当時の理想的なプロポーションでした。スリム体型の女性の中には体重を増やすため、ピルを飲む女性も続出。雑誌プレイボーイが創刊され、バービー人形が誕生したのもこの頃です。

1920年代

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20年代にもてはやされたのは、小さなバストに小さなヒップのボーイッシュで中性的なストレートラインのプロポーションです。当時の女性は胸にさらしを巻いて胸を小さく見せるなど、女性らしい曲線的なラインを隠し、少しでも流行の体型に近づこうとしました。

1400年 – 1700年

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イタリアンのルネサンスに始まり、ヨーロッパの宮廷文化が花開いた15世紀から18世紀に理想とされていたのは、丸いお腹に大きくカーヴィなヒップ、豊かなバスト、当時の絵画に見られるような豊満な体型です。当時、ふくよかな体=食べるものに困窮していないことを表す富の象徴であり、ステイタスシンボルでした。多くの庶民は貧しく、細身の体型だったのです。

時代によって「理想の体型」がいかに異なるのかが良く分かりますね。キャシーは今回のプロジェクトに際して以下のメッセージを公開しています。

 
 
 
 
 
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「なぜ、私たちはファッショントレンドに合わせて体を変えようとするのでしょうか?例えば、『大きなバストはもう古い、今度は大きなヒップ』とか。体は衣類のようにトレンドに合わせて作り変えることはできないんです。自分の体を服のように様変わりさせようとしないで。あなたのありのままの体をもっと大切にして、時代とともに移り変わる美の概念に振り回されないで」

 
 
 
 
 
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世の中にたった一つしかない自分の体。愛しむのも無下に扱うのも自分次第です。自分の体を愛し大切に扱うことの重要性をキャシーは教えてくれます。