ちえとくをフォローする

トリビア

実在の人物がモデルとなった10のアニメキャラ

きっと誰もが知っている、お馴染みキャラとなった人気アニメの登場人物。父母の時代から人気の昔ながらの超定番キャラから、子供時代お世話になったアニメのメイン&サブキャラまで、時代を超えて私たちの心を掴み続けるアニメキャラの中には、実在の人物をモデルにしたものも少なくありません。

脳内で完全再生、なんならモノマネだってできるあのキャラ、あの特徴的な外見や仕草は実在の人物からインスピレーションを得て作られたものかもしれません。定番アニメキャラとそのモデルたち10組を紹介します。

1. ポパイ

1

ほうれん草好きの筋肉ムキムキ男と言えば、ポパイ。そのモデルとされるのが「ロッキー」の愛称で呼ばれたフランク・フィーゲル(1868-1947)。

2

ポパイの作者エルジー・クリスラー・シーガーが生まれ育った地元では知る人ぞ知る人気者だったそうです。写真と見比べると、確かにポパイはフランクの外見的特徴をよく捉えています。

2. アースラ

ディズニー映画「リトル・マーメイド」の海の魔女アースラ。その強烈なヒールキャラが印象的なアースラですが、ちゃんとモデルがいるのです。伝説の低予算映画「ピンク・フラミンゴ」にドラァグ・クイーン姿で映画史に鮮烈な印象を残したディヴァン(1945-1988)です。

3. エドナ

ピクサーのアニメ映画「Mr.インクレディブル」の名脇役、世界的デザイナーのエドナ・モード。スーパーヒーロー用の特殊服の製作に情熱を燃やす天才デザイナーのモデルとなったのは、伝説的な衣装デザイナーのイーディス・ヘッド(1897-1981)。なんと、アカデミー衣装デザイン賞を8回も受賞した華々しい経歴を持つ人物です。

4. ベティ・ブープ

1930年にアニメ界デビューを飾ったセクシー&キュートなベティ・ブープ。今でもコケティッシュな魅力で人気のベティは女優で歌手のヘレン・ケイン(1903-1966)をモデルにしています。確かに、ヘレンの特徴をよく捉えています!

5. バーンズ社長

アメリカの人気アニメシリーズ「ザ・シンプソンズ」に欠かせない守銭奴、バーンズ社長。放射性廃棄物を垂れ流すわ、労働法は無視するわの、極悪な原子力発電所の社長のモデルとなった人物もなかなかのくせ者です。メディア界の大物、バリー・チャールズ・ディラー、フォックスの創設に関わり、パラマウンド映画・20世紀フォックスの会長兼CEOを歴任した超やり手ビジネスマンです。

6. ハーレイ・クイン

「バットマン」シリーズにジョーカーの恋人として登場するハーレイ・クイン。女優で脚本家のアーリーン・ソーキンをモデルにしており、声もアーリーンが担当していました。

7. レイニア・ウォルフキャッスル

「ザ・シンプソンズ」シリーズの多くの登場人物同様に、映画アクション俳優レイニア・ウォルフキャッスルも実在の人物のパロディです。そう、アーノルド・シュワルツネッガーです。出身地まで同じオーストリアです。

8. アラジン

ディズニーの大ヒット映画「アラジン」。主人公アラジンの表情と顔つきは俳優トム・クルーズを参考にしたそうです。

9. バターズ・ストッチ

アメリカの人気アニメシリーズ「サウスパーク」の天然&良心的なキャラクターのバターズ。同シリーズのディレクター、エリック・ストウのニックネーム「バターズ」と外見的特徴を拝借して作られたキャラだとか。

10. クラスティ・ザ・クラウン

「ザ・シンプソンズ」の人気コメディアン、クラスティのモデルは実在のピエロ役者ジェームス・H・アレン。ジェームスは「ラスティ・ネイルズ(錆びた釘)」の芸名で子供番組に出演していました。

あの有名キャラクターに実在のモデルがいたなんて、意外ですね。生身の人間の特徴をうまく描写しているからこそ、より生き生きとキャラクターがテレビの中で輝いて見えるのかもしれませんね。

プレビュー 画像:©︎Pinterest, ©︎Pinterest/popeye.wikia.com