郵便配達員が勤務中、悲惨な状況から雌犬を救助

犬好きな郵便配達員がいれば、犬が苦手な配達員もいます。確かに、日々郵便物を配達して家々をまわる配達員に対して、いつも挨拶をする馴染みの犬もいれば、警戒心から吠え立てる犬もいるでしょう。 鎖で繋がれていなければ最悪の場合、噛まれるリスクもあるため、できるだけ犬を避けようとする郵便配達員がいても無理はありません。しかし、フィラデルフィアに暮らす郵便配達新ダン・タルゴンスキは違いました。

配達業務中、木に繋がれたボクサー犬に気づいたダン・タルゴンスキ。哀れにも毛皮は汚れ、怪我を負い衰弱していました。近くには食べ物はおろか、飲み水のボールすらおいてありません。

ダンは配達を中断し、犬に近づきました。誰かが早急に救いの手を差し伸べなければ、犬に悲惨な末路が待っているであろうことは目に見えて明らかでした。

急いで犬に水をやると、地元の動物愛護団体「Adopt a Boxer」に連絡したダン。愛護団体のボランティアスタッフが現場に駆けつけるまでの間、ダンは犬の様子を見守りました。

のちにクペルスと名付けられたこの雌犬は、当初の想定以上に深刻な健康状態にありました。動物病院での検査の結果、何者かによって頭部にナイフか銃器による重傷を負わされていたことが判明したのです。さらに、激しい暴行により顎の骨を骨折していました。

獣医や保護施設職員が驚いたことに、酷い虐待を受けていたにも関わらず、それでもクペルスは人間を恐る様子をみせませんでした。

「クペルスの人懐こい性格に驚きました。命を脅かすほどの虐待を体験したにも関わらず、撫でられても怯えることもなく、人の愛情に飢えていました」とAdopt a Boxerの創設者ドーン・カラムは当時の様子を振り返ります。

ダンはクペルスが回復するまで、幾度となく見舞いに訪れました。最終的に治療を担当した獣医ジェニングスにクペルスは引き取られ、ようやく安心できる家を手に入れることができました。

虐待を受け、瀕死の状態にあったクペルスでしたが、心優しい人々のおかげで愛情に溢れた幸福な暮らしを手に入れることができたのです。それにしても、ダンに気づいてもらえて本当に良かったですね!

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