ダウン症がある父を誇りに|医師を目指す息子が語る父への思い

「僕の父はダウン症です」そう語るのは、21歳のサダー・イッサ。彼の父親は、体細胞の21番染色体が通常より1本多く存在するダウン症候群を持って生まれてきました。 昔はダウン症のある人たちの寿命は20歳前後だと言われていましたが、合併症の治療技術の進歩に伴い寿命は大幅に伸び、70歳以上で元気に生活している人もいます。それでもダウン症のある人が子供を持つ確率は非常に低いのが現状です。

しかし、サダーの父ジャド・イッサは、ダウン症で生まれながら仕事をして結婚し、そして一人息子のサダーをもうけたのです。ひとつとして同じ家族などありませんが、このシリアのアル・バイダ村に暮らすイッサ一家の絆は特にユニークだといえるでしょう。

 
 
 
 
 
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現在21歳のサダーは、ジャドは最高の父親だと言います。「ダウン症候群のある父親の膝の上で抱かれて育つ子どもは、これ以上ないほどの愛と優しさを手に入れるでしょう。そのおかげで精神的な安定と社会性を身につけて、目標に向かっていくことができるのです」現在歯科学校3年生のサダーは言います。「父親を選べるとしても、僕は父以外の人なんて考えられません。父が僕のことを誇りに思ってくれるように、父は僕の誇りなのです」

Youtube/SSSD الجمعية السورية للتنمية الاجتماعية

サダーの母親はダウン症を持って生まれてはいませんが、両親の関係はダウン症の有無だけで説明できるものではありません。「ごく普通の両親です。ときには意見の違いから喧嘩もするけど、慎み深く愛情いっぱいの両親です」とサダー。

Youtube/SSSD الجمعية السورية للتنمية الاجتماعية

サダーの父ジャドも、他の父親と基本的には変わったところはありません。結婚してから25年間、家族のことを第一に考え、近所の製粉工場で週6日間仕事をし続けてきました。そして今歯科医を目指して学校に通う息子が何よりも誇らしいのです。

 
 
 
 
 
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誰かに会えば息子のことを「歯医者」と紹介するほど、ジャドは息子の将来を楽しみにしています。「父の顔を見ればどれだけ誇らしく思っているかわかります。ダウン症でも息子を育て、その息子が多くの人に貢献する歯科医になるということは、父にとって大きな意味を持つのです」サダーは言います。

こちらの動画からジャドとサダー父子の物語をご覧いただけます(字幕英語):

ダウン症と言っても人によって程度も違えば、発症する合併症も異なります。ただひとつ確かなことは、ジャドはダウン症でも愛情溢れる父として生きているということ。父子の物語が広まりますように。

プレビュー画像: ©️youtube.com/SSSD الجمعية السورية للتنمية الاجتماعية

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