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イギリスの夫婦は息子の遺体から精子を収穫した。その1年後起こったことに心が震える。

死人が子供を作る…怪談話ではなく、実際に起こりうることなのです。イギリスで起きたある数奇な出来事が、世界中で物議を醸しています。

事の発端は4年前、イギリスで起こったあるオートバイ事故でした。悲惨なオートバイ事故で息子を失ったある夫婦。名門一家の後継となるべく息子を育てていた夫婦の失望は大きなものでした。どうしても跡継ぎのことを諦められなかった夫婦は、とんでもない行動に出ます。

 
 
 
 
 
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精子は死後72時間は生きていると言われています。亡くなった男性の遺体は事故から2日間未発見のままでしたが、夫婦は遺体が発見されるとただちに精子を抽出するよう要請し、男性の精子は冷凍保存されました。夫婦は最も信頼できる医師を探し、アメリカ・カリフォルニア州にあるラホヤIVFクリニックのDavid Smotrich博士にたどり着きます。そして事故の1年後、博士の元に冷凍保存された精子が送られてきたのです。

David Smotrich博士

夫婦の指示により、男の子となるY染色体を持つ精子が選別され、提供された卵子に受精。代理母のお腹を借りて男の子が誕生しました。そう、この夫婦は亡くなった息子の精子から、人工的な方法で孫を誕生させたのです。しかも後継者となるべく、男の子になるように設計までしたのです。その子は現在3歳で、夫婦と一緒にイギリスで暮らしていると言います。

 
 
 
 
 
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エキスパートのSmotrich博士にとっても、死人の精子を使って受精させるケースなどほとんど経験したことのないものでした。イギリスでは性別の選別も死人の精子利用も違法行為とされており、この夫婦がどのようにして法をくぐり抜けたのかは、Smotrich博士にも見当がつかないと言います。亡くなった父親から採取された精子を使って生まれた子供はインド、アメリカ、オーストラリアでは前例がありますがイギリスでは初めてでした。

Boy in summer

イスラエルなどの血統にこだわる伝統的社会でも、亡くなった兵士の精子を摘出して孫を作りたいと望む人が増えているそうです。遺伝子操作を行い子供を設計するデザイナーベビーについては倫理的な問題が潜んでおり、まだまだ議論の余地が多い分野です。皆さんはどう思いますか?