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ジーンとくる話

記者はチェルノブイリの立入禁止区域でキツネを発見した。次の瞬間、その口元を見て思わず絶句

1986年、チェルノブイリ原子力発電所4号炉の炉心がメルトダウン後爆発、人類史上最悪の原発事故が起こりました。30年以上が経つ現在も、チェルノブイリ原発から半径30キロが立入禁止区域に指定されています。

YouTube/ Radio Free Europe/Radio Liberty

しかし、このウクライナとベラルーシ両国の国境にまたがる立入禁止区域が現在、多くの動物たちが住む地上の楽園となっていることはあまり知られていません。その広大な域内にはヘラジカ、ビーバー、オオカミ、キツネなどの動物が、人間による狩猟や生息地の破壊に脅かされることなく自由に暮らしています。

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そんなチェルノブイリの森で原発の影響について取材中、ウクライナのジャーナリストたちは1匹の痩せたキツネにバッタリ出会いました。野生動物にエサを与えるのはいけないことだと分かってはいましたが、怪我をしているのか、足を引きずるように歩くキツネを見てパンをあげることにします。

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すると最初は警戒心を見せていたキツネですが、彼らがハムも一緒に合わせてあげると信じられない行動に出たのです!

まずキツネはハムを口に咥え、そのあと一枚づつ白パンを重ねていったのです。ハム、パン、ハムとまるでサンドイッチを作るかのように、器用にパンを積み重ねていく様子にジャーナリストたちも開いた口が塞がりませんでした。

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口の中にこれでもかという枚数のパンを頬張ったキツネは、満足気な様子でまた森の中へと帰っていきました。恐らく食べるものに困っていたのでしょう、思いがけないご馳走にありつけて良かったですね!

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YouTubeに投稿されたこの動画の再生数は40万回を超え、すでに106件ものコメントが寄せられるなど、今でもネットで拡散され続けています。

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それにしても、もらったエサを一度に食べてしまわずにわざわざ巣に持ち帰るなんて、あらためてキツネの賢さに驚かされるスクープ映像ですね。

プレビュー画像:©︎YouTube/ Radio Free Europe/Radio Liberty