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動画: 会場を涙で包んだ22歳の歌手

グリフィズ・ウィン・ロバーツは22歳、英国ウェールズ北部の小さな島アングルシーで祖母と暮らしています。都会の喧騒とはかけ離れた片田舎で穏やかな生活を送るグリフィズには夢がありました。いつか歌手として大舞台に立つことです。

しかしそんなグリフィズが初めて審査員と大観衆を前に歌声を披露した舞台は、世界的に名高い公開オーディション番組ブリテンズ・ゴット・タレント」。その場の雰囲気に圧倒され、若いグリフィズの緊張は頂点に達します。

Youtube/Britain’s Got Talent

最初の歌の序盤で審査員の一人サイモン・コーウェルが曲を止めるように指示。

「君はそうとう緊張してるね。歌声に温かみに欠け無機質な印象を与えているよ。君の実力はこんなものじゃない、もっと歌えるはずだ!」

グリフィズに実力を出し切るチャンスがもう一度与えられます。大きく息を吸い、オペラ「トゥーランドット」の有名なアリア「誰も寝てはならぬ」の第一節を歌い始めます。

観衆は耳を疑いました。先ほどの内気で素朴な印象から一転、堂々と見事な歌いぶりです。若干22歳にして魂を込めて歌い上げるグリフィズに、会場の観衆は圧倒され、感極まり涙を流す者も。審査員もグリフィズのパフォーマンスにスタンディングオベーションを送りました。各審査員が1度だけ押せるゴールデン・ブザーが押され、準決勝進出が決定しました。

Youtube/Britain’s Got Talent

観衆総立ち、会場の心を鷲掴みにしたグリフィズの歌声、引き込まれる素晴らしさです!

惜しくも優勝は逃したものの、心に残る見事な美声を披露したグリフィズ。きっと、まだまだ技術面でも歌唱力でも伸び幅のある豊かな才能を活かし、今後の活躍に期待したいです。グリフィズの才能を見抜き、再チャレンジのチャンスを与えてくれたサイモンの心意気も素晴らしいですね。