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ジーンとくる話

女性は大嵐直前 飼い主に見放された犬を保護しようと近づいた しかし犬の周囲を見渡して唖然とした

地震や台風など大きな自然災害が起こると、ペットや動物たちのケアはどうしても人間より後回しになってしまいます。しかし先日、ハリケーン「ドリアン」によって壊滅的被害を受けたバハマに住む1人の女性が、行き場の無いホームレス犬たちにとった行動が話題を呼んでいます。

バハマの首都ナッソーで暮らすチェラ・フィリップスは、ハリケーン「ドリアン」襲来の知らせを聞いた瞬間、この国の路上で生きる6万5000匹ともいわれる野良犬たちが待ち受ける運命を嘆きました。最大瞬間風速が秒速98mにも達する大型ハリケーンを前に彼らはあまりにも無力だったからです。

このままでは野良犬たちがハリケーンに命を奪われてしまう…」そう考えたチェラは驚くべき行動に出ます。なんと…

近所の路上をうろついていた野良犬を自宅へと連れ帰り保護したのです!しかし1匹の犬を保護しようとした彼女は、思わず言葉を失います…。その周辺には、なんと100匹近い野良犬たちがいたからです。

それでもチェラは諦めず、1匹づつ犬を自宅に連れ帰りました。そして、合計でなんと97匹の犬たちを保護することに成功したのです!その後、チェラは保護した犬たちの写真をFacebookへ投稿。犬たちの窮状を訴える彼女の投稿には7千件を超える「いいね」が寄せられるなど話題を呼んでいます。

「何度も何度も掃除をしなくてはいけなくても、彼らが安全なら構わない」

「私のベッド下の光景」

「私の寝室は犬の山」

「犬たちはとても仲良しで、新しい犬が来ると皆シッポを振って出迎えてくれます。彼らも自分たちと同様、路上生活を強いられている兄弟・姉妹だと理解しているからでしょう。」

チェラの自宅にも停電や浸水などの被害が出たそうですが、この“仮設避難所“に運びこまれた97匹の犬たちは皆無事だったそう。バハマの状況が安定したら、チェラは保護犬の里親探しを始める予定だそうです。