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この男は「世界一危険な生物」をペットに飼っている そのおぞましい姿に思わず身の毛がよだった

骨をも軽く砕いてしまう強力なアゴをもつことなどから「世界で最も危険な生物」の内に数えられるブチハイエナ。そんなブチハイエナをペットとして飼っている集団がアフリカ・ナイジェリアに存在します。

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スカートのような腰巻をし、装飾品を身に纏い、手にした太い鎖の先にハイエナを連れて、ナイジェリアの首都ラゴスの街を闊歩する彼らの正体はなんと芸人一座。

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道端でハイエナや大型のヒヒを使って行うパフォーマンスはド派手で、それを見に集まった人々に伝統薬を売ることで、彼らは日々の生計を立てているのです。

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動物愛護の観点から見れば批判されるべき光景ですが、彼らはナイジェリア政府の許可を得て商売をしており、失業率が非常に高いナイジェリアでは、こうして野生動物を捉えて見世物にすることでしか生活ができない人々が今だに数多く存在するのが現実なのです。

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強力な鎖に繋がれ、口元にはガードがされてているとはいえ、体長が最大で165cmにもなるブチハイエナを連れ歩くなど、日本人の私たちからしてみれば正気の沙汰とは思えませんが、実はアフリカには、彼らよりもすごいハイエナ使いが存在するのです。それがユネスコの世界遺産にも登録されたエチオピア東部の古都ハラールに暮らす通称「ハイエナマン」です。

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ハイエナマンはナイジェリアの猛獣使いとは違い、ハイエナを鎖に繋いだり、口にマウスガードを被せたりはしません。それどころか、彼らは手や口を使って、当たり前のように巨大なブチハイエナたちに餌付けをします。

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ハイエナマンの歴史は古く、なんと第42代ハラール首長ヌル・イブン・ムジャヒドがハラール城塞の壁を建設した1550年代まで遡るとか。当時、ハラールの人々は街に散乱した生ごみをハイエナに食べてもらい街の衛生を保つ目的でわざとハイエナを城壁内に招き入れたそう。

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しかし、ハイエナの群れに襲われる住民や家畜が絶えなかったため、ハイエナに餌付けを行う「ハイエナマン」の仕事が生まれたのです。今でもハイエナは毎晩、ハラールの街を徘徊しているそうですが、ハイエナマンがいてくれるおかげで、過去60年間ハイエナに襲われた人は1人もいないそうです。

ハイエナ

いかがでしたか?みなさんも歴史的城塞都市ハラールにお越しの際は、ハイエナマンの元を訪れてみて下さい!ハイエナの餌付けは毎晩行われており、直接餌付けをする機会も与えてもらえるそうです。(恐)