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【迷い犬?警察犬志願?】夜中に犬が警察署を訪問

マイペースで風来坊なのは猫と思われがちですが、犬も負けてはいません。米テキサス州オデッサのハスキーとシェパードのミックス犬チコは、ある晩ちょっと冒険したくなったようです。

飼い主が眠っている間に自宅からこっそり逃げ出したチコ。そして、迷子になってしまったのか…はわかりませんが、まるで迷子の子どものように警察署に駆け込みました。

警察署でチコは、何か重大な報告があるかのように受付のカウンターに前足をかけて、中を覗きこみました。当直の職員たちは午前3時のこの珍しい訪問者に驚きましたが、チコは近所の顔見知りに挨拶に来たかのように落ち着いていたとか。職員たちは、チコを迎え入れ、ボールで一緒に遊んだそうです。

もちろん、職員たちは飼い主探しも忘れていません。でも職員が地元の動物管理サービスに電話をかけ、スタッフの到着を待つ間に、チコは警察署から姿を消してしまいます。職員たちはチコを懸命に捜索しましたが、見つけることができませんでした。警察署の職員は、このときの訪問の写真をSNSに投稿し、飼い主の連絡を待つことに。

「この元気なワンちゃんが昨夜、警察署の受付にやってきました。名犬ラッシーのように旅をしているわけではないなら、警察犬の仕事に応募したかったのかもしれません」と職員はFacebookに書いています。

この可愛らしいチコの写真は瞬く間にウェブ上に広がり、「なんてかわいい」「賢い!」「採用して!」など多くのコメントが寄せられました。

チコの飼い主のエドワード・アルバラードがSNSでチコの冒険を知った時には、チコは何食わぬ顔ですでに家に戻っていたとのこと。ちゃんと自力で帰っていたなんて賢い子です。

SNSに「チコは警察犬の仕事に応募したかったのかも」と投稿したオデッサ警察署スティーブ・リーサー警部は、チコが無事に帰宅したという知らせを聞いて、「チコなら警察犬チームにいつでも大歓迎」と追記しています。警察署の皆さんの優しく、ユーモアある対応にもほっこりしますね。