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母親の結婚式で号泣する6歳の女の子

結婚式。それは夫婦となる2人にとって、また両家の家族にとって忘れられない感動的な日です。花嫁の両親は涙の乾く暇もないほどかもしれません。しかしジェニー・ギブソンのこの大切な日に号泣していたのは、実の母親ではなく彼女の6歳の娘、レキシーでした。ジェニーはインターネットにこの日のエピソードを投稿しています。

「ティミーと出会った時、私たちはお互い16歳でした。夢のような世界に住む高校生の恋人同士でしたが、ライリーを妊娠して状況は一変しました。

付き合ってまだ1年、私は17歳でした。一気に大人になったような気がします。子育てと学校、そして仕事をやりくりするストレスでいっぱいの日々。喧嘩をした時もありましたが、それでもなんとかこなしていました。

ティミーとは大家族がいいねと話していて、2人目のレキシーを妊娠しました。

でもその後数年で、仕事と子育てに追われティミーとの関係は冷めていった。別居することを決めました。それでもティミーは、子どもたちに寂しい思いや不自由な思いをさせないよう、最善を尽くしていました。

ティミーと別れて数ヶ月後、私は3人目の子どもを妊娠。父親として家族に加わる気など全くない男性との間にできたこの子は、男の子でした。情けなさでいっぱいで、先が見えず怯えていた私を支えてくれたのは、ティミーでした。きっとうまくいくと信じさせてくれたのです。自然と、この人はこの子の父になってくれる、そう思えた時、ティミーと再び恋に落ちました。

それから私たちは改めて家族としてのつながりを強くしていきました。子どもたちにもそれぞれの個性が出て、特に末娘のレキシーは、6歳の子どもとは思えないほど大人びていました。泣いている子どもがいれば真っ先に慰めにいくような子どもです。

そして、ティミーから正式にプロポーズを受けました。お互いに、結婚は今が最適の時期だとしっくりきていました。世界で一番大切な子どもたちとこの日を共有したいとそれから1年かけて式を計画しました。

式当日、ドレスにタキシードの子どもたちの姿を見て、私は涙を堪えられませんでした。するとレキシーが、私がとてもきれいだということ、私の存在がいかに大切か、『ママより好きなママはいない』と言いながら、私の涙を拭ってくれるのです。大きな目で私を見つめながら、ママきれいだよって何度も言ってくれました。

後日ウェディング写真を見ると、結婚の宣誓の間、レキシーが大粒の涙をボロボロこぼして泣いている写真がありました。『レキシー、なんでこのとき泣いていたの?』私が尋ねると、『ママ、だってこれ以上ないほど幸せだったんだもの』とレキシー。子どもたちにとってこの日がいかに大切な日だったのかわかって、涙が溢れました。

子どもにとって、一度は別れた父親と母親が正式に誓いの言葉を交わしたこの結婚式は、心からの安心をもたらした瞬間だったに違いありません」

ジェニーが思春期から大人に成長する過程を子どもが支え、導いてくれたのかもしれませんね。いつまでもお幸せに!