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大恥をかいて、41kg減量した父親
アメリカ・モンタナ州に暮らすジェレマイア・ピーターソンは、幸せな生活を送っていました。39歳、アンティークショップを経営し、愛する妻と3人の子どもに囲まれ何も不満はなかったと言います。しかしある日、ここ数年で随分体型が変わったことに気がつきます。
若かりし頃のジェレマイアは、痩せ型ですが筋肉がしっかりついたしまった体をしていました。山登りが趣味で、エクササイズを日常的にこなしていたジェレマイア。しかし結婚して長男が生まれると、子育てと仕事で自分のための時間はほとんど取れなくなっていました。食べる量も増え、夕食後に冷凍ピザを平らげることもしばしば。
スポーツマンだったジェレマイアの体には少しずつお肉が付き始め、数年後にはすっかり体格が良くなり、立派なビール腹ができあがっていました。運動不足から肌は真っ白、髪も薄くなり始めたジェレマイアでしたが、3人の子育てに忙しく、長い間自分をまじまじと見る機会はありませんでした。ところが、ぐんぐん成長する子どもたちと山登りに出かけ、子どもたちを先導するどころかついていくのがやっとだということにショックを受けます。
そして決定的な出来事が起こります。「昨年の6月、妻と子どもたちは自転車で通学していたんだ。ある日学校が終わって、荷物が多くなったから迎えてに来てと電話してきた。何にも躊躇することなく、タンクトップ1枚で車に乗って向かったんだ」
「学校に着いて車から降りたら、妻と子どもたちが恥ずかしいって言うんだ。他の子どもたちや保護者もたくさんいるのに、みんなに私のお腹を見られるのが恥ずかしいって。この瞬間だな、本当にやばいと思ったのは」
打ちのめされた気持ちになったジェレマイアでしたが、生活を変えようと一念発起。そしてあるフィットネス会社が打ち出した「変身チャレンジ」プログラムに参加することにします。最短で目標体重に到達した参加者にフィットネス会社が約450万円を贈呈するというもの。インターネットでこのプログラムを見つけたジェレマイアのダイエット魂に火がつきました。
効率よく減量するには食生活の大幅な変更は大前提。脂質を多くとって炭水化物を少なく摂取する、ケトジェニックダイエットに基づく食生活に切り替えました。大好きなジャガイモも、シリアルも、もちろんビールも控えます。
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毎日朝晩1時間ずつハイキングに出かけ、週に5日か6日はウェイトトレーニングを1時間ずつ続けました。すると5ヶ月後、ジェレマイアは息を呑むような大変身を遂げ、見事2017年の「変身チャレンジ」大賞を獲得したのです。
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同一人物とは思えない変貌ぶりです。「もちろん家族のため、ということもあります。でも自分自身のためと言った方が正確でしょう」とジェレマイア。「1日ずつ、自分に対する自信を取り戻していった。決めたことはやるんだと、できるんだと自分に証明していったのです。大賞を取った時の喜びと、家族の興奮ぶりは一生忘れられません」
父の強い意志、有言実行の姿を目にした家族はさぞ誇らしいでしょうね。大変身成功から半年がたった今も、ジェレマイアの体系は維持されているそうです。誰でもやる気になればできるのかもと思わせてくれますね。
