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人身事故をスマホで撮影しようとした利用客。しかし駅員がアナウンスで問いかけた質問に全員が静まり返った

悲しいことですが、私たちがほぼ毎日と言ってもいい頻度でニュースで見かける鉄道人身事故。

2019年10月2日、JR新宿駅で起きた人身事故は、ちょうど帰宅ラッシュの時間と重なり、人でごった返していたプラットフォームで起きた悲しい出来事でした。

しかしこの出来事の裏側で、「異例」とも言える事態が発生していたこと、ご存知でしょうか?

人でごった返すプラットフォームで、人の目に触れないようにブルーシートで現場を隠しながら、必死に救出作業をする駅員たち…

しかしその努力も虚しく、現場を覆っていたブルーシートの下部などからスマートフォンを差し込んで、撮影しようとする利用客が後を絶たなかったのです。

その状況に対し、プラットフォームにはこんなアナウンスが流れました。

「お客さまのモラルに問います。スマホでの撮影はご遠慮ください…」

JR側は、「人身事故の救出作業では、ぶつかった方が人目に触れないように細心の注意を払っている。どうか理解してもらいたい」と撮影をする利用客に対して苦言を呈しています。

また、このようなアナウンスがなされることは極めて異例だったと言うことです。

撮影者はきっと、「事故現場に遭遇しちゃった!」と言うような軽い野次馬根性で写真を撮影したのでしょう。しかし、これは被害者やご遺族の方に対する配慮に欠けた軽率な行為です。

SNSやスマホの発達で、簡単に写真をアップできるこの時代だからこそ、各人のモラルがより問われています。皆さんはどう思いますか?

プレビュー画像:©︎twitter/わんぷろのすけ。@写真好き@Wanpro1240925

人身事故をスマホで撮影しようとした利用客。しかし駅員がアナウンスで問いかけた質問に全員が静まり返った