ジョーク: 不倫で生まれた子供を牧師に押し付ける医師

妻に隠れてこっそり不倫していた医師。しかし、うっかり愛人を妊娠させてしまいます。相談した結果、2人は秘密裏に出産することにしたものの、生まれてくる子供を誰に託すかは決めかねていました。9ヶ月後、愛人が臨月を迎えた頃、医師の経営する病院に牧師が盲腸の手術で入院します。

牧師の主治医となった医師にあるアイデアが閃きました。

「いい考えがある、今度私が手術するあの牧師に子供を育ててもらうんだ。手術後に赤ちゃんを見せて、奇跡が起きたと言うんだ」と医師は愛人に提案します。

「うまくいくの？牧師さん信じるかしら？」と不安そうな表情を浮かべる愛人。

「ダメ元でとりあえずやってみるよ」と医師。

Pixabay

そして愛人が出産当日を迎え、医師によって赤ちゃんが無事に取り上げられると、その後ただちに医師は牧師の手術をスタート。術後、麻酔から目覚めた牧師に医師は開口一番言いました。

「牧師さん、信じられないことが起こりました！」

「ええ？何事ですか？」と牧師。

「赤ちゃんを出産されたんですよ！」

「私が？そんなまさか、ありえない！」と牧師は目をパチクリさせます。

「手術中に赤ちゃんが生まれたんです！まさに奇跡としか言いようがありません！」と医師は熱く語り、牧師の腕に赤ちゃんを抱かせました。

「立派な男の子ですよ、なんという奇跡！」

Pixabay

それから15年の歳月が過ぎ、ある日牧師は息子に本当のことを告げなければいけないと考えました。

「息子よ、お前に言わなければいけないことがある。実は、私はお前の本当の父親ではないんだ」

「ええ？どういうこと？僕の本当のお父さんじゃないの？」

牧師はため息をついて答えました。

「お前の本当の父親は…大司教だ。それでもって、お前の母親は…私だ」

プレビュー画像: ©Media Partisans