おもしろ・びっくり
河川敷で決闘し捕まった少年2人。しかし前もって決めていたルールに胸に何かがこみ上げた
日本はサムライの国です。封建時代の日本においては、売られた喧嘩は買うのが漢。刀を抜くことが挑戦で、それに応じて相手が刀を抜けば受諾のサインとなり、そのまま決闘が始まっていたそうです。
そんな時代に少し思いを馳せてしまうちょっと可愛いエピソードをご紹介します。
【悲報】少年2人が決闘罪で書類送検されてしまう https://t.co/FKivtFP6wp pic.twitter.com/w4rF7U5q3a
— みる@フォロバ100% (@miru_soku) 30 October 2019
警視庁はこの日、東京都荒川区と足立区に住む高校1年生の16歳の少年2人を書類送検しました。その理由は…
河川敷で決闘したこと。
【通行人が通報】河川敷で決闘か、16歳少年2人を書類送検 足立区https://t.co/roAr96aMC4
SNSで「タイマンしよう」と持ちかけ、凶器を持っていないか持ち物検査をするなどルールを決めて決闘を始めたという。 pic.twitter.com/XkmYGmofLV
— ライブドアニュース (@livedoornews) 30 October 2019
え、決闘…?この時代に…?
少年の1人がSNSを通じて「タイマンしよう」と果たし状を送り、もう1人の少年がそれに応じたことから始まったこの決闘。そのきっかけは、ガールフレンドをSNS上で批判されたことでした。
決闘の現場にはそれぞれの知人計13人が呼ばれて集合。しかし決闘した少年2人はSNS上でのやりとりはあったものの実際に会うのはこれが初めて。ちょっとまごついて決闘開始のタイミングをつかめずにいる2人に対し、集まった知人らは「始め!」と合図を送り盛り上げました。
いや止めてあげようよ。
そういえば来週のHiGH&LOW THE BEST BOUTはハイロー屈指の名勝負、村山vs轟のタイマンが放送されるんだった。THE WORSTからハイローにハマった人もぜひ見てほしい。全てはここから始まった。 pic.twitter.com/GcHpbGhzRI
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) 18 October 2019
結局、ボコスカと殴り合う2人の姿を目撃した通行人からの通報であっさり警察にバレ、少年たちはすぐに捕まってしまいました。
この不良マンガを地でいくような展開に、ちょっと心揺さぶられてしまった日本中の人たち。Twitterで大きな話題となりましたが、その少年たちが決闘の際に定めていたルールもまた人々の興味を引きました。
不良には不良のルールがあるんだなと感心してしまった
①武器などを持ってないか持ち物検査
②どちらかがギブアップするまでやる
③被害届を出さない
↓
1対1で決闘
↓
近所の人が通報wwww書類送検 pic.twitter.com/YzfvCBfLB6— なのま@我慢の出来ない子 (@bananarag) 30 October 2019
以下が決闘時に定めていたルールです。
- 持ち物検査
- ギブアップするまでやる(顔面あり)
- ケガをしても被害届は出さない
ふむむ、なかなかフェアな精神ですね。しかしルールを定めた他愛のない高校生同士のケンカ…どうして少年らは書類送検されたのでしょうか?実は日本には、明治時代に布告された「決闘罪ニ関スル件」という法律があり、合意のある決闘は禁じられているのです!(突発的なケンカは除く)
『決闘罪ニ関スル件』!じゃないか!日本における犯罪率レアケース第10位!『決闘罪ニ関スル件』じゃないか!明治の制定以来特に使い道の無い法律だったのに何故か昭和のヤンキーマンガ隆盛期に大活躍した近頃は田舎のヤンキーに極稀に活躍する『決闘罪ニ関スル件』!久しぶりだな!元気だったか?! pic.twitter.com/wzRaOiLZNr
— 樂壱(ウニクロ) (@rakuichirakuthe) 30 October 2019
この事件には、「ルールがあり、証人もいる中での果し合い…普通のケンカよりもむしろ潔いのでは?」という声も多くあがっています。しかしちょっとロマンがあるからと言っても犯罪は犯罪。たとえ果し合いたい相手がいたとしても、皆さんはきちんと口頭での解決を試みてくださいね!
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