ちえとくをフォローする

おもしろ・びっくり

河川敷で決闘し捕まった少年2人。しかし前もって決めていたルールに胸に何かがこみ上げた

日本はサムライの国です。封建時代の日本においては、売られた喧嘩は買うのが漢。刀を抜くことが挑戦で、それに応じて相手が刀を抜けば受諾のサインとなり、そのまま決闘が始まっていたそうです。

そんな時代に少し思いを馳せてしまうちょっと可愛いエピソードをご紹介します。

警視庁はこの日、東京都荒川区と足立区に住む高校1年生の16歳の少年2人を書類送検しました。その理由は…
河川敷で決闘したこと。

え、決闘…?この時代に…?

少年の1人がSNSを通じて「タイマンしよう」と果たし状を送り、もう1人の少年がそれに応じたことから始まったこの決闘。そのきっかけは、ガールフレンドをSNS上で批判されたことでした。

決闘の現場にはそれぞれの知人計13人が呼ばれて集合。しかし決闘した少年2人はSNS上でのやりとりはあったものの実際に会うのはこれが初めて。ちょっとまごついて決闘開始のタイミングをつかめずにいる2人に対し、集まった知人らは「始め!」と合図を送り盛り上げました。

いや止めてあげようよ。

結局、ボコスカと殴り合う2人の姿を目撃した通行人からの通報であっさり警察にバレ、少年たちはすぐに捕まってしまいました。

この不良マンガを地でいくような展開に、ちょっと心揺さぶられてしまった日本中の人たち。Twitterで大きな話題となりましたが、その少年たちが決闘の際に定めていたルールもまた人々の興味を引きました。

以下が決闘時に定めていたルールです。

  1. 持ち物検査
  2. ギブアップするまでやる(顔面あり)
  3. ケガをしても被害届は出さない

ふむむ、なかなかフェアな精神ですね。しかしルールを定めた他愛のない高校生同士のケンカ…どうして少年らは書類送検されたのでしょうか?実は日本には、明治時代に布告された「決闘罪ニ関スル件」という法律があり、合意のある決闘は禁じられているのです!(突発的なケンカは除く)

この事件には、「ルールがあり、証人もいる中での果し合い…普通のケンカよりもむしろ潔いのでは?」という声も多くあがっています。しかしちょっとロマンがあるからと言っても犯罪は犯罪。たとえ果し合いたい相手がいたとしても、皆さんはきちんと口頭での解決を試みてくださいね!

プレビュー画像:©︎