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モノの「実際の大きさ」を視覚的に教えてくれる10枚の写真

オイルタンカー、スペースシャトル、それから飛行機を間近で見ることはほとんどないでしょう。実際どれくらいのスケールの大きさなのか数字を見てもなかなか検討はつかないもの。

ケビン・ウィルビッシュという男性が、こうした巨大なものたちがどれほど大きいのか一目でわかる自作の合成写真を投稿サイトImgurに投稿して話題になっています。スケール感に唖然!

measuring tape

1. ロケットのエンジン

1950年代に作られたF-1ロケットエンジン。これは人類初の月面着陸に成功したアポロ計画の一部として、サターンVロケットに搭載されて宇宙空間に旅立ちました。

直径約4メートルで、小型車がすっぽり入ってしまう大きさです。

Imgur/KevinWisbith

2. 太古のサソリ

太古の昔は酸素濃度が濃かったため、昆虫やクモ類は現在よりもずっと巨大で、3億4千年前に生息していたサソリの体長は70センチほどでした。

つまり、現代の飼い猫と同じくらいの体長なのです。現在の地球の酸素濃度で良かったですね!

Imgur/KevinWisbith

3. バージカリファ

ドバイにあるバージカリファは828メートルで世界最高の高層ビルです。1972年まではニューヨークのエンパイアステートビルディングが世界最高の建物でした。両者が隣に並ぶと以下の通り。

Imgur/KevinWisbith

4. 露天掘り鉱山

人間が掘り出した世界で最も深い露天掘り鉱山はシベリアにあり、深さ525メートルにもなります。地上の開口部は直径1.2kmにもなります。地上から下までは2時間かけて行ったり来たりします。

これに匹敵する長さの建物はアメリカのウイリスタワーで527mです。1974年に完成したこのタワーはアメリカで2番目に高い建物です。穴に入るとこんな感じ。

Imgur/KevinWisbith

5. 小惑星

火星と木星の間の小惑星ベルトにあるディオニュソスと名付けられたこの小惑星は、直径1.5kmです。サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジよりも小ぶりです。

小惑星ベルトで最も大きな小惑星はシシフォスと名付けられ、直径は8.5kmにも及びます。ディオニュソス級の小惑星が地球に衝突したら…想像したくないですね。

Imgur/KevinWisbith

6. デス・スター

こちらは幸いにも実在するものではありません。映画スターウォーズに出てくる宇宙船デス・スターは、文献によれば直径160kmまたは900kmで、レーザーキャノン砲一発で地球を粉砕できます。

このデス・スターが地球の軌道上に現れたら、フロリダ州のほとんどの部分が日食時のように太陽が当たらなくなってしまう大きさです。ちなみに、デス・スターを実際作るには690兆ユーロ(9京1440兆円)かかるとの試算を出した科学者もいます。

Imgur/KevinWisbith

7. 電波望遠鏡

地球外生命体の存在を調査するためにこれまでに作られた電波望遠鏡の中で最も大きいものは、直径500メートルにもなり、中国の貴州省にあります。ラスベガスにあったらこんな感じです。

Imgur/KevinWisbith

8. オイルタンカー

世界最大のオイルタンカー、シーワイズ・ジャイアントは全長458mで、1979年から稼働しています。

ニューヨークのセントラル・パークの湖に入れるとこんな感じです。ニューヨークに馴染みのない私たちにとっては、海もタンカーの巨大さも以前として想像しがたい世界のままですが。

Imgur/KevinWisbith

9. タイタニック号

タイタニック号は1912年時点では全長270mで世界最大の船でした。そのタイタニック号が乗っかっているのは、ニミッツ級航空母艦(333m)です。2017年に最新鋭の戦艦が作られるまでは、世界最大の戦艦でした。

Imgur/KevinWisbith

10.) B-2-Bomber

アメリカ空軍のB-2ステルス戦闘機は世界で最も高価な爆撃機だと言われています。1988年から1997年の間に製造されました。全21機は今も現役です。

戦闘機の端から端までの長さは52.43mで、フットボールスタジアムにすっぽり入ります。

Imgur/KevinWisbith

自然界のもの、人造のもの、果ては空想上のものと様々でしたが、途方も無い大きさになんだかシュールな気持ちになりますね。