盗っ人ハクトウワシから獲物を守ろうとした勇敢な子ギツネ

2018年5月、アメリカのワシントン州サン・ホアン島国立歴史公園で野生の子キツネを撮影していた野生動物写真家のケビン・エビとザッカリー・ハルティエ。 しかしカメラが捉えたのは予想外の驚くべき瞬間でした。

当日、子ギツネのグループを撮影していたケビンは、狩に成功して得意げに獲物の野ウサギを持ち帰る子ギツネに気がつきました。

意気揚々と今晩の晩ご飯を運ぶ子ギツネ。きっとまだ独り立ちしたばかりなのでしょう。すると、上空から大きな鳴き声が草原に響き渡りました。翼を広げると優に2メートルを越す大空の覇者、ハクトウワシです。他の動物から食べ物を盗む「盗み寄生」に悪名高いハクトウワシが子ギツネの獲物に目をつけたようです。

ハクトウワシは子ギツネ目指して急降下!迫りくる気配に気づいた子ギツネですが、辺りは隠れる場所のない草原地帯、しかも相手は最高速度時速160キロの速さで飛ぶことのできるハクトウワシ。逃げようがありません!

上空から急降下で接近、猛スピードで獲物のウサギをつかむと、子ギツネからかっさらう!

と思いきや、子ギツネも努力して捕らえた獲物をむざむざと盗られるわけにはいきません。そうはいくか!とばかりにウサギを咥えたまま、離そうとしません。

子ギツネを払い落とそうとするハクトウワシと「絶対に離さない!」とウサギに噛みついたまま宙に浮く子ギツネ。

まだ経験が浅いがゆえに、どうあがいてもこの場合自分に勝算はないことが分かっていないようです。場合によっては、まだ体の小さな子ギツネ自身がハクトウワシの餌になりかねないことも…

このまま子ギツネが粘り続けて、高い位置から落下すれば大怪我を負う可能性だけでなく命の危険すらあります。諦めない子ギツネの運命はいかに?

ついに、ハクトウワシがウサギを片足でがっちりホールドしたまま子ギツネをキック。結果、子ギツネは敢なく草原に落下。

幸いにも、地上からそう高くないところで落ちたため、子ギツネは無事でした。

興味深い子ギツネ vs ハクトウワシの獲物を巡る光景はこちらの動画からご覧いただけます:

思わぬ形でハクトウワシの獲物横取りワザを学習した子ギツネ。今回の苦い経験を生かし、次回からは狩り成功後もより注意深く行動することでしょう。

流氷の上で漂流するキツネの救出記事も是非ご覧ください。

プレビュー画像: ©️differntphoto/Different photos,©️facebook.com/Different photos

コメント

おすすめの記事