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母は突如シーツをかぶせて娘をギュッと抱きしめた その理由に涙が止まらない

新型コロナウイルスの感染拡大で、私たちの日常は大きく変わってしまいました。

友人に会う、仕事や学校に行く、レストランにご飯を食べに行く…そんな今まで当然と思っていたことが、どれほどありがたいことだったか、今になって強く感じている人も多いのではないでしょうか。

そしてそれは、日本に限った話ではありません。アメリカに住むとある女性の行為が今、世界中で話題になっています。

オハイオ州ブルーアッシュに住むシェリル・ノートンさんと娘のケルシー・カーさんは、わずか15分ほどの距離に住んでいるそうです。しかし、約1カ月もの間、母親と娘は指一本触れることが出来ませんでした。新型コロナウイルス予防のためです。

娘のケルシーさんはICU(集中治療室)の看護師で、患者へ接触する機会が多かったため、高齢である両親とは特に注意深く距離をとるようにしていたのです。すべては、お互いの感染を防ぐためでした。

しかしある日、荷物を取りに行くために娘のケルシーさんが母シェリルさんの家を訪れた際、シェリルさんは思いがけない行動に出ます。

洗濯カゴのシーツをつかんでカーさんの体に覆いかぶせ、シーツの上から娘をギュッと抱きしめたのです…お互いがウイルスに感染しないようにとっさに出たアイデアだったのでしょう。娘のことが心配で心配でたまらない、母の気持ちがありありと伝わってきます。

この光景は、たまたま近くを歩いていた2人の友人である地元のカメラマンが撮影し、ニュースに取り上げられるなど、大きな話題になりました。

愛する人を抱きしめるということ、それがどれだけ尊いことだったのかを、今多くの人が実感していることでしょう。もとの日常に戻れることを願いつつ、愛する人には、ためらわずに愛を言葉にして伝えてあげてください。