コロナ対策に成功した国の共通点にお気づきですか?日本がもっとも遅れていることだと気づきゾッとした

新型コロナウイルスの世界的なパンデミック。数ヶ月前から、世界はガラリと変わってしまいました。世界の感染者数は今や200万人を超え、多くの国の医療が切迫しています。そんな世界的な一大クライシスの中、それぞれの国のウイルス対策の明暗がハッキリと分かれつつあります。

半ば医療崩壊に追い込まれ、命の取捨選択をしなければならないような状態になってしまっている国もあれば、一方で低い感染者数に留まり、徐々に日常を取り戻しつつある国もあります。

ここで、ウイルスの封じ込めを高いレベルで達成している3つの国・地域をご紹介します。

まずはお隣、台湾です。こちらの記事で台湾のIT大臣をご紹介しましたが、テクノロジーの活用と局面の先を読んだスピーディな対応が見事に融合し、4月16日にはなんと新規感染者ゼロを達成。現在までで死に至った人の数は6人という驚異的なまでの低い数値を保っています。日本でも報道されているため、この奇跡的な封じ込めをご存知の方も多いでしょう。

お次は、ニュージーランド。観光地として人気のあるこの国ですが、WHOによるパンデミック宣言が出されるよりも1ヶ月以上早く、2月3日の時点で、外国籍の人全員を対象に、中国からのフライト(トランジットを含む)での入国を禁止するなど、他の多くの国が「様子見」を決め込む中、毅然とした態度で対策を進めていき、結果として感染は低い数値に抑えられています。4月13日までの死者数は5人です。また、首相自ら、自宅からFacebookで国民からの質問に答えるなど、コミュニケーションのお手本とも言える態度で、国民に大きな安心感を与え続けています。

最後は欧州のリーダー・ドイツ。陸続きで移動しやすいヨーロッパの中心地、なおかつ大規模な国であり、感染拡大防止の上では不利な点を抱えていたにも関わらず、ヨーロッパ内では傑出して感染を抑えることに成功しています。致死率も低く、医療崩壊を起こしているイタリアやスペインなどのEUの他の国々から患者を受け入れています。さらに止むを得ず仕事を自粛する人たち、またアーティストやフリーランサーへの国からの補償も厚く、多くのドイツ居住者は政府の方針に満足している様子が伝えられています。

そんなコロナ対策に成功している国々、ある共通点があることにお気付きですか?

台湾の蔡英文総統、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、ドイツのアンゲラ・メルケル連邦首相

そう、国のリーダーが女性なのです。

彼女たち以外にも、 カトリーン・ヤコブスドッティル首相 (アイスランド)、 サンナ・マリン首相(フィンランド)、 エルナ・ソルベルグ首相(ノルウェー)、メッテ・フレデリクセン首相(デンマーク)などの比較的若い女性リーダーたちが、ウイルス感染拡大防止の上で今、手腕を高く評価されています。この人類が初めて直面する大きな苦境において、女性の発揮するリーダーシップが世界中から注目されているのです。

男性的なグイグイと独善的にひっぱっていくようなタイプのリーダーシップは、時に一般の人々が求めているものと大きくズレることがあります。一方で、共感力が強く、国民が求めるものを機敏に察知できる女性リーダーは、この局面で大きな力を発揮しています。今回のウイルスショックでは特にそれが顕著に現れていると言えるでしょう。

しかしここで、そういった一般的な特性を論うのはムダかもしれません。それは従来思われていた型にはまった像であり、現に結果を出している女性リーダーたちは、そういった共感力以上の強いパワーを持っているように見えます。

台湾、ニュージーランドなどは、小さな島であることから外国からの渡来者をブロックする上で地理的なアドバンテージがあります。そしてドイツはもともと医療先進国であるため、女性リーダーだったために新型コロナ対策に成功したと結論づけるのは時期尚早かもしれません。しかしこの事例の数々は、危機管理の上で女性リーダーが強みを持っている可能性を示すには十分すぎる説得力を持っています。世界的に見ても、女性の社会進出が遅れていると言われる日本。このクライシスを乗り越えたとき、まったく違うステージにたどり着いていることを願います。

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