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夜中の3時、3歳児のゲロを掃除する彼氏。7年後、母親が認めた事実に鳥肌が立つ。

アメリカ人のクリスティーナ・クズミックは、3児の母です。クリスティーナが現在の夫に惚れてしまった瞬間、それは決してロマンチックな場面ではありませんでした。

「今の夫に対して初めて気持ちを抱き始めたときを憶えている。気持ちが強くなればばるほど、私はそれを抑えようと必死だった。その数年前にひどい離婚を経験していたから、恋愛はもうごめんだった。皮肉なものの見方と付き合うのは自分一人で十分だと思っていたし、それを邪魔されるのを許す訳にはいかなかった。

でも、フィリップは違った。それまで付き合ったことがある男性だけでなく、今まで会ったことがある、いかなる男性とも違っていた。無私で、辛抱強くて、一度も私を哀れに思うようなことは言わなかった。私がとてつもなく哀れで敗北した気分だった時期にも、フィリップは私の力強さや光る部分を見つけてくれた。彼が私を見てくれているように自分自身を見つめてみたい、とさえ思った。

でも、私はフィリップを拒絶し続けた。一緒にはなれないとさまざまな言い訳を突き出した。彼には初めから、自分の欠点や醜くさや人生のドラマを全面に出して見せつけた。それで彼が逃げると思っていた。でも、彼はどこへもいかなかった。そればかりか、受け入れているようだった。本当に辛くて悲しいことも複雑で疲れてしまうようなことも、すべて受け入れてくれた。

しばらくしてフィリップに対する自分の気持ちが確かなものだと知った私は、彼に子供たちを紹介した。子供たちの前では彼に対して愛情表現は一切しなかった。手も握らなかったし、ハグさえしなかった。子供たちからしたら、フィリップはママの新しい「友達」に過ぎなかった。

それから数週間がたったある日のこと….。

それは本当に大変な夜だった。風邪を引いて寝込んでいたのに、3歳の娘が夜中に目を覚ましてきてカーペットの上に思いっきり吐いてしまった。そしたら5歳児が起きてきてぐずりだした。3人ともどうしようもない状態だった。それはシングルママがたまに経験する、「頭がおかしくなりそう」な瞬間だった。ゲロまみれの私は、本当に狂ったような顔をしていたかもしれない。泣き叫ぶ子供たちの声が頭に響いた。子供たちを落ち着かせながら、娘の服を着替えさせようとしながら、私はこんなことを考えていた。

『これに参加したいと思う男がいるわけないでしょう?』

私はフィリップに電話して彼を起してみた。

『今すぐ来て。私と私のすべてが欲しいって言うなら、今すぐ来て』

彼は20分も立たないうちにアパートに到着した。子供たちはまだ泣き叫んでいて私は四つん這いになってカーペットを掃除していた。彼の顔に驚きや嫌悪、起されたことに対する怒りの表情を予想していた。でも、それはなかった。その代わりに彼は、私の手からぞうきんを取り上げ、私に寝るように言うと自らカーペットをこすり始めた。彼は娘のゲロを掃除してくれた後、子供たちを寝かしつけてくれた。そして私のベッドまで来ておでこをキスしてこう言った。

『そう、僕はこれが欲しいんだ。すべて。君たち3人とも、欲しいんだ』

あれから7年が経ったけど、フィリップは相変わらずゲロの掃除が早い。もうすぐ思春期を迎える子供たちに付き合って、よく夜更かしもする。仕事中に算数の問題が分からないと言って電話をかけてくる娘にも対応する。そして子供たちみんなを、心から愛してくれている。

この人には、あのとき、私の人生に足を踏み入れる度胸があった。そのことを心から感謝している。私も、子供たちも。」

ラブロマンス映画ような、少し羨ましくなってしまうほど素敵なストーリーですね。これからも末永くお幸せに!