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こんな夫婦になりたい!|おじいちゃんの優しさ溢れるほっこりエピソード

現代社会では、お互いに対する尊敬、思いやり、気遣いなどが薄れてきているのかもしれません。相手が何を必要としているかを少し考えること。ちょっとしたことですが、こうした気遣いは本当に大切です。

アリーシャ・ネメチェクさんは、そんな人生で本当に大切なことを、85歳になるおじいちゃんに教えてもらったと言います。アリーシャさんは、ある日、おじいちゃんからスーパーに行きたいから、車で送ってほしいと頼まれました。アリーシャさんは、家を出てぶらぶらしたいだけなのだろうと思っていましたが、店に着いて、その本当の目的に気づきました。

祖父と孫娘が向かったのは、近所のウォルマート。最初は店内をただぶらついているように見えましたが、実はおじいちゃんにはちゃんと目的があったのです。

アリーシャさんは、おじいちゃんのこの特別なお出かけについて、自分のFacebookページで語っています。

「知らない人のために言っておくと、私の祖父ジョーは85歳で、祖母と60年以上、幸せに暮らしています。ただ、祖父の認知機能は確実に悪化していて、最近では体重も減る一方です。

今日、おじいちゃんから、ウォルマートに車で連れていってくれないかと頼まれました。ご想像の通り、もう車を運転してはいけないと言われているのです。私は買い物に行くのはいい考えだと思いました。おばあちゃんがしばらく一人の時間が持てて、その間はおじいちゃんのことを心配しなくていいから。

私は、杖を手に店内をゆっくりと歩くおじいちゃんの後を、ショッピングカートをひいてついてきました。何を探しているのかを聞いていなかったので、しばらく家を離れたかっただけだとばかり思っていたけど、そのうちに、カートの中身が祖母の好きなものばかりだということに気づきました。

おばあちゃんのお気に入りのジュースのボトルを手に取り、おばあちゃんが大好きなブドウを慎重に選び、大好きなレモンケーキも選んでいました。そして、彼女の一番好きな紫の花が咲いている花束を取りに花屋に足を引きずっていく彼を見て、私の目には涙があふれました。そして、家に帰る途中、おばあちゃんのために昼食のサンドイッチをどうしても買いに行きたいと言ったんです。

私たちは皆、ジョーおじいちゃんから、愛している人たちへの優しさや気遣いを忘れてはいけないということを学ぶべきかもしれません」

 

愛する妻アンのことになると、ジョーおじいちゃんは細かいことまですべて覚えているようです。どれほど長く一緒に暮らしてきても、相手のことを自分のこと以上に思いやり、愛情を伝えることは大切ですね。愛されているアンおばあちゃんがうらやましい!

プレビュー画像:©︎Facebook/Alesha Nemechek