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女子中学生3人組は溺れている女児を発見する。そのうち1人が「アレ」を手に持ち海へ飛び込んだ…その後の展開に騒然

子供の頃、迷子を助けてあげたり、おじいさんおばあさんを手伝ってあげたりした時、「お手柄」だねなんて言って学校から表彰されたりしませんでしたか?人助けをすると何とも気持ちが良いものですが、今話題になっているエピソードは、そんなお手柄エピソードの中でも突出してハイレベルな連携プレーでした。

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その事件が起こったのは8月の終わりのこと。福岡県宗像市に住む女子中学生の3人が、悲鳴を聞いたことからすべては始まります。

「人が海に落ちたぞ!!」

たまたまバレーボール部の練習試合の後、波止場で遊んでいたその3人の女子中学生、藤島海琴(みこと)さん、草野寧彩(ねいろ)さん、本田悠さんは、急いで悲鳴がした方へ向かいます。そしてすぐに状況を理解しました。

防波堤で釣りをしていた親子の3人のうち、女の子が3メートル下の海に転落し、溺れそうになっていたのです。父親と男の子はパニック状態に陥っていました。

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しかしそんな状況でも、最年長の藤島さんは冷静でした。藤島さんは草野さんにフェリーターミナルへ人を呼びに行かせ、本田さんには男の子のそばに付き添うように指示します。

そして藤島さんは、手元にあった空の2リットルのペットボトルを持ち、約3メートル下の海に飛び込んだのです。海で溺れかけ、パニックになっている女の子にペットボトルを持たせると、「大丈夫だから」と優しく声をかけ続けました。そして女の子の体を抱えてそのまま堤防の階段まで約50メートル泳いで、無事救助に成功したのです!

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しかしどうして、まだ中学生の藤島さんにそこまで冷静な判断が出来たのでしょうか?実は藤島さんの父・誠治さんは、遊漁船の船長だったのです。誠治さんは日頃から口を酸っぱくして、「海でおぼれている人がいたら、まず浮くものを持たせろ」と教えていたのです。

草野さんと本田さんは「とても焦ったけど、藤島さんが冷静だったので私たちも動くことができた」と率先して動いてくれた藤島さんに感謝しています。

消防署はこの勇敢な中学生たちに感謝状を送ることにし、3人が通う中学校は全校生徒前でその贈呈式を開催する予定だそうです。お手柄でしたね!

いかがでしたか?海でおぼれている人がいたら、まず浮くものを。藤島さんが身をもって証明してくれたその鉄則、覚えておきましょう。きっとこれからの人生で役に立つはずです。ぜひシェアしてくださいね!

(※ 溺れてパニックになっている人に掴まれ、泳いで救助しようとする人も溺れてしまうリスクもあります。溺れてもがいている人を見かけたら、飛び込んで助けに向かうかわりに、浮き輪やビーチボールなど浮くものを投げ入れるよう指示する専門家の意見もあります)