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ジーンとくる話

飼い主を蛇から救うため、前に立ちふさがり飛びついた子犬

先月、米国アリゾナ州セドナに暮らすパオラ・ゴドウィンは二頭の愛犬トッドとコパーを連れてハイキングに出かけました。しかし…穏やかな1日の楽しいひとときが、まさかこんな結末を迎えることになるなんて、 当時のパオラは想像すらしませんでした。

パオラと愛犬たちが砂漠地帯に差し掛かったときでした。ゴールデンレトリバーの子犬トッドが突然、後ろ足で立ち上がりパオラに飛びついて行く手を遮ったのです。立ちはだかるトッドに阻まれたパオラは立ち止まりました。そしてふと下を見たパオラは、トッドの奇妙な行動の理由に気づきました。目の前の地面にガラガラヘビが横たわっていたのです。すると突然、蛇はトッドの顔に噛み付きました。

もしドットがパオラを止めていなければ、間違いなく大地の色に溶け込んだガラガラヘビに気づかずに踏んでしまっていたでしょう。もちろん踏まれて怒った蛇が噛み付くことは容易に想像できます。トッドの素早い反応がパオラを蛇の咬傷被害から救ったのでした。

顔に怪我を負ったトッドを大急ぎで抱え、もう一頭の愛犬コパーとともに停車していた車まで走りました。トッドの命を救うためには、できるだけ早く医療措置を受けなければいけません。最寄りの動物病院を目指し、車を走らせました。駆けつけた動物病院でトッドはすぐに解毒治療を受け、病院で経過を観察することになりました。

しかし幸いにも解毒剤が効果を発揮し、12時間後には動物病院から帰宅することを許可されました。体を張って自分を守ってくれたトッドにパオラは心から感謝し、その勇気を褒めました。

まだ子犬なのにパオラが直面していた危機に素早く気づいたトッド。自らの危険を顧みず蛇の前に立ちはだかった勇気と献身的な愛に溢れる行動は、称賛に値するものです。

大事にならなくて良かったですね。顔の咬み傷と腫れが早く治りますように。