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女性に酷いイタズラを仕掛けた4人のティーンエイジャーは制裁を受ける

SNSが普及し、今や誰もがインターネット上でちょっとした有名人になれるような時代です。しかしそれが、人々を少し間違った方向に導いてしまっているのかもしれません。今回紹介するのは、SNSから始まった数奇な事件です。

40代の女性が襲われたのは、イギリス東部・サフォークの公園のベンチの上でした。突然何者かに卵を投げつけられ、水を頭からかけられた上、小麦粉をぶちまけられました。精神障害を抱えていた女性は、逃れることができませんでした。怪我こそなかったものの、恐怖と屈辱感は計り知れないものがあります。

しかし一体なぜ犯人は、そんなことを…?この犯行はお金が目的でも、怨恨が原因でもありませんでした。

仕組んだのは、15歳から17歳のティーンエイジャー4人組。道行く人にいたずらを仕掛けて、その写真を撮影してSNSに投稿し、注目を浴びようと考えていたのです。若気の至りとは言いますが、この行いはさすがに若さで言い訳できるようなものではありません。

Facebook/Robin Armstrong

当然、若者たちがSNSに投稿したその写真には、本人たちが思っていたのとは違う反応が寄せられます。ウケると思ってやった行動に猛烈なバッシングの嵐。この炎上騒動に、イギリス人コメディアンのロビン・アームストロングがある行動に出ます。

ロビンはSNSを介しそのティーンエイジャーたちにメッセージを送ったのです。

「このクソガキども。何であんなことしたんだ」しかし返ってきた答えに反省の色は見えません。「お前誰だよ。この女のことを知ってる訳でもないだろ」ロビンの堪忍袋の緒が切れた瞬間でした。

ロビンは自身のFacebookページで、その襲撃の写真と共に、怒りのビデオを投稿しました。

「目を疑ったぜ。4人のクソガキどもが、障害のある女性を取り囲んでイタズラを仕掛けたんだ。ホラ、この写真を見てくれ!お前ら全員、この街から追放だ!お前らのパパとママの人生は台無しだお前らのせいでな!」

この投稿は5万回以上シェアされ、200万回以上も再生されました。

これだけ大きな騒ぎとなったことでついに警察も動き始め、最終的に女性を襲撃した4人のティーンエイジャーの身元は特定されました。しかしながら当然、未成年であったためすぐに釈放されています。その時も、あまり反省の色は見られなかったようです。

SNSから始まった事件は、SNSによって一応の解決に導かれました。しかしロビンの行いが正しかったかどうかの判断は非常に難しいものです。事実、このロビンの投稿によって、事件と一切関係のない若者が犯人と勘違いされ、脅迫を受けたそうです。

SNSの法的な整備はまだ整っているとは言えず、こうした「インターネット上の私刑」が簡単に出来てしまうのも事実。皆さんはどう思いますか?