ちえとくをフォローする

ネットで話題

無礼な客に店員の仰天リベンジ

三波春夫さんの名言「お客様は神様です」。この言葉を勘違いして理不尽なクレームを突きつけてくる客に悩まされている接客サービス従事者は多いものです。アメリカでは「お客様は王様」。神様とまではいかなくとも、代金を支払う客側が上の立場であり、然るべきサービスを受けて当然という受け止め方をしている消費者は少なくはありません。

フォトグラファーとして活躍する米国人サラ・ベランジェ・ドマヌフは17年前、販売員として働いていたときに遭遇したある無礼な客とのエピソードを今もよく覚えています。

横暴な客を接客することになったサラ。しかし客の罵詈雑言にジッと耐えていたわけではありませんでした。サラはFacebookで17年前の傍若無人な客に対する自分なりの「報復」について語っています。

「投稿でこれを告白しないと、素直にクリスマスのお祝いムードになれそうにないわ。私の「復讐の星」にまつわるエピソード…

この星は私のお気に入りのクリスマスオーナメントなんだけど、私にとっては平和と友好の象徴というよりは、むしろ悪意と復讐の象徴のようなものなの」

「以前、地元の雑貨ショップで働いていたの。そのお店ではクリスマス明けに店内のオーナメントが全部75%オフになって、この星は50セントで販売されていた。すると、とんでもない女性客(身なりが良くレクサスの最高級車に乗っていたから、かなり裕福だと思う)が来店して、この星を4つ、計25セントで購入しようとしたの。4つで25セントよ。

ショップは激安のフリーマーケットではないし、セールといえど、さすがにこの値段では販売できないと断ったわ。そしたら、その女性客、私に文句を言い始めたの。もともと横柄だった態度がますます酷く、失礼極まりない喧嘩腰になっていったわ。私に散々暴言を吐いた後でその意地悪な客はこう言った。『もういいわ!ここのハンツビル店で働いてる友達が明日には90%になるって言ってたから、明日の朝また戻ってきてやるわ』」

「『明日にもまだ在庫が残っているかは保証はできません』と私が応じたら、『まだ12個も店内にあるじゃない。12個全部買う客なんていないわよ。私はね、欲しいものを手に入れるの。明日の朝バカを見るのはアンタよ』

私の中の意地悪心がむくむくと頭をもたげた瞬間だったわ。だから、ショップの星のオーナメントの在庫12個を全部買ってやったの。そしてハンツビルの支店にも電話してそこの在庫分も全部買ったわ。意地悪心が暴走して、ついでにジケーターとフローレンスの支店の在庫も全部買い占めてやった。これまでの人生で最も復讐心に満ちた30ドルの買い物だった…」

「翌朝、開店直後にあの客がやって来た。例の星のオーナメントは一人の客が全て購入してノースアラバマ一帯の店舗で完売だと客に伝えたときは快感だったわ。あのときの客の顔、有り金を使い果たした甲斐があったってもんよ。

あれから17年、たくさんあった星も友達や家族にあげたりしたけど、一つだけ、自分のために残しておいたの。星をクリスマスツリーに飾るとき、未だについ笑みを浮かべてしまう自分がいる」

横暴な客に堪忍袋の尾が切れたサラの復讐劇。有効な方法で一矢報いることができました。女性客のあまりにも酷い罵詈雑言ぶりにメラメラと復讐心が募るのは分からないでもないですが、少しやりすぎな気もします…  みなさんはどう受け止めましたか?