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消費者金融で働く男性は 返済を滞納する女性に電話をかけた。しかしその理由を知って 電話口で涙した。

経済的な余裕がないとき、お金の悩みを短期的に解決してくれるのが、カードローンやキャッシングです。しかしこういった少額融資を利用する事はいわば諸刃の剣で、長期的に見ると返済が精神的重圧となって重くのし掛かることにもなりかねません。金融機関はあくまでも利益を求めるサービス業であって、慈善団体ではないからです。今回紹介するのは、そんなアメリカの消費者金融で働く担当者と顧客の心温まる交流にまつわるお話です。

ある日、顧客の女性が期限を6ヶ月も過ぎても未だに融資を返済をしていないことに気づいた担当者。女性に遅延の理由を尋ねた彼は、その回答に衝撃を受け、女性とのやり取りを画像共有サイトimgurに投稿しました。

A happy ending, I promise

「私のパートナーは同居してからというもの暴力を振るうようになりました。その関係から逃れるためにお金を隠す必要があったのです。暴力がエスカレートしたのを見兼ねて、私は車で寝食をするようになりました。それが2019年1月4日のことです。そして2019年1月12日、私は仕事を失いました。今はまた再就職し、お金を返そうと必死に貯金しています。返済するために貯めていたお金は、この生活を脱出しアパートを借りるために使いました。こうするしか他に術はありませんでした」

Nap Time

※こちらの人物画像はイメージです。記事内容とは関係ありません)

女性の過酷な運命に心を打たれた担当者は、すぐに受話器を手にとりました。それはこの女性を助けたいとの思いからでした。男性は女性との会話の様子も投稿に記載しています。

「今、数ヶ月返済を滞納していた女性との電話を終えたところです。彼女は暴力的な元彼氏から逃れるため、ホテルの宿泊代などに融資のお金が必要だったと言いました。そこで私が『遅延損害金の支払いは心配しないで下さい。こちらでなんとかします』と告げると、彼女が電話口で泣きはじめたんです。(それにつられて僕もデスクで泣いてしまいました)」

担当者の男性は、通常発生する遅延損害金を彼女に請求をすることなく、返済期限を無償で延長してあげたのです。お陰で女性は余裕をもって返済することができるです。日本だと消費者金融というと取り立てが恐ろしいイメージがありますが、この女性は優しい担当者と巡り会えて良かったですね。投稿の最後に彼はこう綴っています。「人に優しくしましょう。他人の心はあなたが思うより、ずっともろいものかもしれません」

プレビュー画像:©︎Media Partisans

消費者金融で働く男性は 返済を滞納する女性に電話をかけた。しかしその理由を知って 電話口で涙した。消費者金融で働く男性は 返済を滞納する女性に電話をかけた。しかしその理由を知って 電話口で涙した。