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膝の上に登ってきた1匹の猫に構わずお経を唱える僧侶。すると次の瞬間、猫のとったまさかの行動に僧侶もついに観念した

日本では年が暮れる12月31日の深夜0時を挟んで鐘をつき新年を迎えます。これは、人には百八つの煩悩(ぼんのう)があると言われ、その煩悩を祓うために、除夜の鐘を108回と突くとされています。煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心のはたらきのことを言い、仏教における考え方からきています。

除夜の鐘

国民の約95%が仏教徒と言われるタイでは毎年大晦日の夜に、寺院や王宮前広場に出向きお経を唱え、徳を積む(タンブン)のが一般的とされています。

2020年の新年を迎えるにあたり、タイでその厳かな雰囲気の中で、ある侵入者による異常事態が発生しました。お経を唱えてえいた1人の男性。するとそこにやってきたのは1匹の猫。

真剣にお経を唱える男性をよそに超マイペースな猫は男性の膝の上で寛ぎ始めます。まさに年の瀬に猫からの思わぬ試練。男性はちょっと気になりつつも、そのまま猫をスルーして静かにお経を唱え続けます。

そんな男性のスルーが気になったのか、はたまたその膝の上の心地よさに魅せられたのか、次の瞬間に猫は見ているこちらや男性をもアッと驚かせる行動に出ます。

なんとふみふみを始めたのです!実際の動画をご覧ください。

この猫のふみふみ、生まれたばかりの子猫が母乳を飲むときに、乳腺を刺激してお乳がよく出るように両手でおっぱいを揉むような動きと言われたり、または飼い主さんに甘えたい時にする仕草と言われています。猫にとってこのふみふみとは愛情を表す仕草なのです。

真剣にお経を唱えているときに、猫から思わぬふみふみ攻撃をくらってしまった男性。ついに観念したのか、「今はちょっとごめんよ」と言わんばかりに猫の手をさりげなく退けます。そして参ったなという感じにニヤリ。猫の熱烈アピールにほだされた瞬間でした。

Facebook/Flash Nophayong Sookphan

この猫の思わぬ乱入動画に世界中の人々から多くの反響が集まりました。大晦日のお経で徳を積んでいたこの男性。猫を無理やりどかそうとしなかった心温かい行動でさらに徳が積まれ、いい事がたくさんあるといいですね。