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託児所で赤ちゃんへの虐待動画を発見した母親

注意: この記事にはショッキングな画像が含まれます。

収入が少ない若い家庭にとって保育所、託児所や「デイケア」は子供を預けて働く上で欠かせない施設です。保育施設で子供たちは保育士らによる愛情深いケアを受けるだけではありません。子供たちにとって保育施設は園児同士で存分に遊び、他人とのコミュニケーションや穏やかな集団生活を送る方法を学ぶ機会の場でもあるのです。

しかし保育施設が人手不足に陥りがちな現状は日本だけでないようです。慢性的な資金不足により、十分な人員を確保できない場合、適正な担当園児数を超える多くの園児の面倒を同時に見なければいけません。保育士のキャパシティを超えた任務により、全園児に保育士の目が届かない場合….ときとしてとんでもない事故が起こる可能性もあるのです。

モンタナ州ミズーラの若い母親トレーシー・ブラノフはある朝仕事のため、7ヶ月前の娘エリアナを「ビジー・ハンズ・デイケア」託児所に預けることにしました。

しかし娘を預けて間もなく、トレーシーの携帯が鳴ります。発信元は「ビジー・ハンズ・デイケア」。至急、娘エレーナを迎えに来るように要請する連絡でした。エリアナが他の子供に噛みつかれたとの報告に母トレーシーは動揺しました。

大急ぎで「ビジー・ハンズ・デイケア」に駆けつけたトレーシー。そこで目にしたものは彼女の想像を超える痛ましいものでした。なんと幼い娘の頬はいくつもの噛み跡で埋め尽くされていたのです!

エリアナの顔中に痛々しい噛み跡が残されていました。保育所などで小さな子供同士が嚙みつき合うことはありがちとはいえ、なぜこれほどまでに酷い状態になるまで放置されていたのでしょうか?噛み付く子供を止める保育士はいなかったのでしょうか?

あまりの事態に激怒したトレーシーは託児所の監視カメラを見せるよう要求しました。そして録画映像に映っていた光景にトレーシーははらわたが煮えくり返る思いでした。年上の子供が7ヶ月の幼い娘に幾度も噛みついているのです。誰にも止められることもなく、嚙みつき行為は1分半以上にも及びました。

エリアナの顔と体には合計10以上もの噛み跡が残りました。噛みついた2歳児は他の保育園でも同様の嚙みつきトラブルを繰り返したことにより、1週間前に退園させられていたことが判明しました。

問題の2歳児の両親が「ビジー・ハンズ・デイケア」側に退園にまつわる事情を隠していたため、保育士たちは新しく入ってきた子供に問題行動があることを知らず、他の子供達にとって危険を及ぼす可能性があることに気づいていなかったこと、エリアナの泣き声を聞いてすぐに助けに駆けつけたと経営陣は主張しました。

噛み傷は深く、念のため抗生物質が処方されました。トレーシーは託児所の責任問題を問う調査を計画しています。幸いにもエリアナは回復し、元気に笑えるようになりました。

子供によるトラブルとはいえ、幼い子供を預けて働く親にしてみればゾッとするような出来事です。

職員不足の中、担当許容量を超える子供たちの世話に日々奮闘する保育士の方々も大勢いますが、人員が足りない場合、完全に目が届く状態を常に維持することは困難です。保育・託児施設側の人手不足が解決し十分な資質を備えた保育士により、どの施設にも子供を安心して預けられることが当たり前になるよう祈るばかりです。