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帝王切開を避けるため、医師が子宮の中の赤ちゃんを回転。

通常、臨月になるとほとんどの赤ちゃんが頭を下に向けた頭位の姿勢をとります。逆子や横に寝た体勢の赤ちゃんも正産期に入る妊娠第37週目には自然と頭位の体勢になり、出産に適した時期に入っても逆子のままの赤ちゃんは全体の3〜4%だそうです。

ヴァネッサ・フィッシャーの赤ちゃんもその3〜4%の内の一人でした。通常、逆子の状態での自然分娩はリスクを伴うため、帝王切開での出産が一般的です。自然分娩を望むヴァネッサは出産までに逆子を頭位の姿勢に治したいと切実に考えていました。そこでベテラン産婦人科医が驚きの手法でこの問題を解決することに。

YouTube/Inside Edition

逆子を出産に適した頭位の姿勢に治すための対処法として、「逆子体操」や鍼灸マッサージなども挙げられますが、今回ヴェネッサの担当助産師が勧めたのは「外回転術」でした。

YouTube/Inside Edition

妊娠38週目に入ったヴェネッサ、いつ産気づいてもおかしくない状態です。しかしお腹の赤ちゃんはまだ逆子のまま…焦りは募るばかりでした。そこで助産師のアドバイスに従い、カミングス医師のもとを訪れます。カミングス医師は外回転術の高い成功率を誇るベテラン産婦人科医なのです。

ヴェネッサの夫ニックが撮影した施術動画から、医師の手によってお腹の赤ちゃんが頭位へと向きを変える様子を見ることができます。

こちらから視聴できます: 

外回転術は成功し、カミングス医師は出産まで赤ちゃんを正常な体勢に治すことができました。ようやく安心して出産に臨ことができる、とヴァネッサも安心します。

そして施術から4週間後、ヴァネッサは次男アシュトン・ナサニアルを無事に自然分娩で出産しました。

YouTube/Inside Edition

外回転術の成功率は60〜80%。逆子運動をしても効果がなかった場合に行われることがお多いようです。手でお腹を圧迫して、赤ちゃんを回転させる施術のため、強く力を入れすぎると胎盤剥離を引き起こすリスクが指摘されているため、医師によってはこの対処法に対する意見は別れるところです。

ともあれ、できる限り自然分娩を望んでいたヴァネッサにとっては大きな救いとなったようです。無事に出産できて良かったですね!