ちえとくをフォローする

スポーツ

閉幕したラグビーワールドカップ。しかしウェールズ代表が公開した日本人からの手紙に涙が止まらない

日本中を熱狂に包んだラグビーワールドカップが、11月2日、ついに閉幕を迎えました。日本代表は惜しくもベスト8にとどまりましたが、その健闘は各国から讃えられています。

強豪・南アフリカの優勝で幕を閉じた今回の日本大会、実はラグビーの伝統国以外で開催される初めてのワールドカップだったと知っていましたか?これほどまでの盛り上がりを誰が予想していたでしょう。ラグビーがあまり盛んではないと思われていた日本でしたが、蓋を開けてみれば、フレンドリーな日本のファンたちの大会を盛り上げようという姿勢やおもてなしの精神が各方面から大きく評価され、一部では「過去最高のワールドカップ」なんて言われるほどの盛り上がりを見せました。

今回の大会は、ラグビーファンにとってだけでなく、選手たちにとっても忘れがたい大会になったようです。そんな、日本のファンと選手たちのつながりを証明するかのような心温まるツイートを投稿したのは、ウェールズ代表でした。

実際にそのツイートをご覧ください。

「日本のファンたちが今回の大会をどれほど忘れがたいものにしてくれたか、これがその一例です。

トモコさんとその子供たちは、私たちが2ヶ月前にキャンプ地の北九州に到着してからずっと、ウェールズのチームを応援してくれていたんです

(日本語で)手紙ありがとうございました。心より感謝します。」

そのツイートと共に公開された日本のファンからの手紙には、こうありました。

Twitter@WelshRugbyUnion

Twitter@WelshRugbyUnion

「日本でワールドカップが開催されて嬉しいです。
北九州のキャンプで、大ファンになりました。
息子たちもあなたたちのプレーが大好きです!
試合ではとっても強いのに、
プライベートではフレンドリー。
だから息子たちは夢中です。
有名で、尊敬されてるプレイヤーを間近で
見ることが出来てとても嬉しいです。
目を輝かせる息子たちの姿を見られて私も幸せです。
だから大ファンになったんです。
夢を与えてくれてありがとう。
フレンドリーな選手とスタッフにいつも感謝しています。
素晴らしいプレーを見せてくれてありがとう。
ウェールズのファンたちもとっても親切な人たちでした。
本当に応援したかったんです。
ケガに気をつけて。
素晴らしい時をお過ごしください。

トモコ」

今大会では4位に甘んじたウェールズ代表でしたが、ワールドカップ開催前の9月、キャンプ地となった北九州の、小倉北区のミクニワールドスタジアム北九州で練習を公開した際には、市民約1万5000人が集まってウェールズの国歌を合唱するなど、大きな歓迎を受けていたのです。公開練習にそれほどの人数が集まることは世界的に見ても極めてまれなことで、その様子は英ウェールズでも大々的に報道されたと言います。以後、開催終了までの2ヶ月に渡り、キャンプ地である北九州の人々とウェールズ代表は、深い絆を育んでいたのです。

これに対して、ウェールズのファンたちも続々と反応。ツイッターには日本のおもてなしを絶賛するコメントが相次ぎました。

 

「日本の人々は今回のワールドカップを素晴らしいものにしてくれた。試合前も、試合中も、試合後も、最高の時間を過ごせたよ!」

「ウェールズの国歌を地元の小さな子供たちが歌っていたのに本当に驚いたよ!世界のお手本のようだ。素晴らしい日本!」

「ありがとう日本(もはや日本語!)」

ウェールズラグビー協会も、11月2日の毎日新聞朝刊にキャンプ地・北九州市への感謝の言葉を全面広告で掲載。
「北九州は私たちウェールズ国民にとって、特別な場所になりました。“Diolch.”(ウェールズ語で「ありがとう」) Thank you. ありがとうございました。」と3つの言葉で感謝の気持ちを伝えました。

いかがでしたか?このように、ラグビーを通じて国の間の絆が深まっていくのは嬉しいことですね。こんな心温まる交流をもたらしてくれたラグビー選手たちに感謝です!