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ジーンとくる話

11歳の少女はワニに襲われた友達を助けるためにワニの体のある部分を指でえぐり続けた。その衝撃の真実に大人たちは震え上がった

日本国内ではほとんど事例はありませんが、世界各地でワニが人を襲うという事件が報告されています。ワニの噛む力の強さは、現存する生物で計測された中で地球最強と言われています。

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そんなワニに喰らい付かれたらひとたまりもありません。しかし、今回日本から遠く1万2000キロ離れたアフリカ大陸のジンバブエ共和国で、驚きのワニ撃退劇が報告されました。

ジンバブエ共和国シンデレラ村のラトヤ・ムワニさんとレベッカ・ムンコンブウェさんは2019年10月、近くの小川に遊びにきていました。ラトヤさんが小川で泳いでいたところ、突然何かに噛みつかれ、水中に引きずり込まれそうになったそうです。彼女の叫び声を聞いたレベッカさんは水面で必死にもがくラトヤさんを助けるため小川に飛び込みます。そしてそこで彼女が見たのは、ラトヤさんに噛み付いて離れない巨大なワニでした。

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そして彼女はワニにまたがり素手で殴り、トドメとして次の瞬間、なんと指でワニの両目をえぐったのです。

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ワニがラトヤさんを離すまでの間、指を目に突き刺してえぐり続けたそうです。そしてワニもついに降参してラトヤさんを離したと言います。

レベッカさんはラトヤさんを連れて岸まで戻り、一緒にきていた他の子供たちを小川から引き揚げさせたそうです。ラトヤさんは幸いにも軽傷で済んだそうで、地元の病院で治療を受けているとのこと。
この勇敢なレベッカさん、なんとまだ若干11歳の小さな女の子。地元のメディアの取材に対し、彼女は以下のように答えています。

「私は岸にいた他の7人の子どもたちの中で一番年上だったので、私が彼女を助けなければと思いました。私は水に飛び込んで、彼女が溺れそうになっている場所まで泳ぎました。ラトヤは、何かに噛まれ引っ張っられていると、痛みで叫んでいました」
「私はワニの上に飛び乗り、素手で叩いて、彼女を離すまで指を両目に突き立てました。ラトヤが自由になったので、岸辺まで彼女を連れて泳ぎ、他の子たちが彼女を水から引っ張り上げました。幸運なことに、ワニはラトヤを解放した後、私たちを攻撃してきませんでした」

レベッカさんの責任感とその勇敢な行動、そしてとっさの場面でワニの目をえぐるという冷静かつ機転の効いた対処に周囲の大人たちも思わずびっくり。

目をえぐると聞くと通常はゾッとしますが、レベッカさんの勇気ある行動がひとつの尊い命を救いました。ワニに襲われたラトヤさんの心と体の傷が1日でも早く癒えますように。