チン騒動!とんでもない落書きで道路の穴に注意を呼びかける芸術家

(世界的に著名なストリートアーティスト、バンクシーにちなんで)「ワンクシー」の名で活動する自称英国籍アーティストがこの5年以上に渡り、夜のマンチェスターに人目を逃れて出没しています。 道路にワンクシーのトレードマークである男性器の落書きを残していくのです。写実的な描写、あるいは芸術的才能とは程遠いもので、むしろ、少年達が学校や公園のトイレに嬉々として描くいたずら書きとさほど変わりありません。とはいえ、この自称アーティストはある目標を追求しているようです。というのもこのバカバカしいいたずら書きは道路に開いた穴の周囲にばかり描かれているからです。

「道にできた穴を思わず見てしまう何かを表現したかったんだ。結局、コメディタッチの巨大な男性シンボルに勝るものはなかったんだよ」と建設工事が本業だというワンクシーは語ります。「道路の陥没した穴が原因でバイクから落ちた人もいるし、自転車が穴にはまって病院送りになった人もいる。道路の陥没は事故の原因にもなる危険な障害だ。穴の周囲に巨大な笑える男性器を描きこむまで、何の修復もされないんだから」

実際のところ、ワンクシーの手法は大成功のようです。道にできた穴はどれも8ヶ月近くも放置されていたものばかりでしたが、「チン治療」と称した芸術装飾を施された穴はその後48時間以内に修復されたそうです。しかしながら市議会はこのチン騒動を決して楽しんでいたわけではないようです。「ワンクシーなる人物は、ほんの少しでいいから、登校中にこんな猥褻なシンボルに遭遇する幼い子供連れの家族の気持ちにもなってみたらどうでしょう?」と地方議会の広報担当者。「公共物への器物破損など、逆効果をもたらしかねません。陥没道路修復費用より、落書きを消す方によっぽど税金を投入しているのですから」

批判されてしまったワンクシーですが、芸術活動の落書きにはしっかり2週間以内に消える特殊ペンキを使っているそうです。28,000人を超える彼のファン達は、彼の活動をFacebookページからフォローしています。

「人気の理由は、道路の穴は田舎であれ都会であれ共通の問題だからだと思うよ」このマンチェスターの自称アーティストは言います。「世界共通の問題だと思う。修復するお金はもちろん税金、私たち納税者が払っているけど、使われるべきところに使われていないようにも思えるね」

ワンクシーは、匿名のアーティストとして、課税者たちの不満を晴らす代弁者として、芸術を施すべき道路の穴のチェックは今後も欠かさないそうです。

とんでもないモチーフを使ってはいますが、ワンクシーの主張には頷けます。賢いアイディアですね。

出典

Telegraph

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