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男性はヘビの生息する川に入り込んだ。しかし差し伸べられた毛深い手に息を飲んだ

一説によると、人間と遺伝子的に一番近い生物は、オランウータンだと言われています。でもそんなこと言われても、あまりピンときませんよね。何やら毛深いし、あまり人間と容貌が似ているとも思えません。

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しかし東南アジアのボルネオ島で、アマチュアカメラマンが捉えた衝撃的な場面を目撃すればそんな考えも吹っ飛ぶかもしれません。

事件が起こったのは、ボルネオ・オランウータン生存財団(BOS)が運営する野生保護地。保護地の管理人が、毒ヘビの目撃情報のあった川に入り、毒ヘビを駆除しようとしているときのことでした。

実際にその写真をご覧ください!

 
 
 
 
 
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Une publication partagée par Reminiscence Photography (@anil_t_prabhakar) le

なんということでしょう。突如森の奥からオランウータンが姿を現し、管理人にすっと手を差し伸べたのです!

実は毒ヘビはオランウータンの天敵。恐らくオランウータンたちも川には毒ヘビがいると知っていたはずです。そんな中、命の危険もかえりみず「そこにいたら危ないよ!」とでも言いたそうな様子で、管理人を救い出そうとしてくれたのです。

管理人はこの後、オランウータンから離れて水から上がりました。それを見届けると、オランウータンはまたゆっくりと森の中に消えて行ったそうです。

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いかがでしたか?森林伐採などで人間に住む場所を追われつつあるオランウータンにとって、人間は仲間と言える存在ではなかったはず。それでも直感で「助けなければ!」と思ったのでしょうか。オラウータンの森の賢者ぶりを改めて教えてくれるエピソードです。